第104回パチンコ景気動向指数(DI)調査結果、パチスロが40.0ポイントと大幅上昇もパチンコ低迷続く
遊技通信2026年4月13日
エムズマーケティングは、2026年4月版となる「第104回 パチンコ景気動向指数(DI)調査報告書」を公表した。今回の調査結果ではパチスロの稼動状況が大幅に改善し、業界天気図で「快晴」域に達した一方でパチンコの低迷が続くなど、分野間での明暗が鮮明となる形となった。
過去1カ月の収益や売上などから判断される「全般的業況」は0.0ポイントとなり、前回(▲23.6)から23.6ポイントの大幅な改善を見せた。業界天気図では「曇り」に良化しており、3カ月後の見通しも8.2ポイントと、さらなる上昇が予測されている。事業者規模別で見ると、大規模事業者が8.3ポイントとプラスに転じたほか 、小規模事業者も前回(▲44.4)から37.7ポイント上昇して▲6.7ポイントまで回復しており、全体として業況は回復基調にある。
しかし、稼動状況に目を向けると、遊技種別によって対照的な結果が出ている。パチスロは40.0ポイント(前回比26.1上昇)と大幅に数値を伸ばし、天気は「快晴」へと好転した。20円パチスロが40.0ポイント、低貸メダルパチスロが37.5ポイントと、すべての料金帯で上昇が確認されている 。一方、パチンコは▲60.0ポイント(前回比1.7低下)と、依然として「雷雨」の低迷から脱せていない 。特に4円パチンコについて、一部のホール経営者からは「玉単価が上がりすぎていることが稼動低下の懸念材料」との指摘も出ている。
今後の営業施策についても、この傾向を反映した動きが加速する見通しだ。設置台数の意向では、パチスロが53.6ポイントと強い増台意欲を示す一方で 、パチンコは▲39.3ポイントと減台傾向が顕著である。遊技機購入費も、パチスロ新台への投資意向(16.1ポイント)に対し 、パチンコ新台は▲57.1ポイントと、購入抑制が続く予測となっている。
経営上の課題としては、多くの事業者が「設備・運営費の増加」を挙げている 。特に小規模事業者では「メーカーによる遊技機販売の縛り」が6割に達し、経営を圧迫する大きな要因となっている 。自由回答では、ホルムズ海峡の情勢悪化といった世界情勢の影響や物価上昇による「財布事情の厳しさ」への懸念が寄せられた 。パチスロの好調を維持するための設備投資を検討しつつも、資金繰りやコスト増に苦慮するホールの実態が浮き彫りとなっている。
【調査概要】
実施時期:2026年3月12日~3月31日
回答状況:56企業、85地域
調査元:株式会社エムズ(エムズ マーケティング)