全商協総会、中村昌勇会長を再任
グリーンべると2025年6月18日
全商協は6月11日、ホテルヒルトン東京お台場で第37回通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選では中村昌勇会長を再任した。
中村会長は冒頭、昨年6月に業界全体で掲げたパーパス『遊びの力で、心を元気に。』について、「より実効性のあるものとするべく、業界団体間で積極的に意見交換を行っている。この言葉をさらに深堀りし、それを核として、遊技産業の存在価値を社会に訴えかけていくことで、我々の業界に携わる全ての人が誇りを持って働けるようにしていくことが重要」と訴えた。
全商協の主要事業である中古機流通については、全商協に所属する遊技機取扱主任者が同レベル同スキルで点検確認業務が行えるよう、複数回にわたり研修会を実施したことを報告。「今年度も昨年同様に研修会を開催し、全国の現場で働く遊技機取扱主任者の技術向上と、業界として必要とされる人材育成のため尽力していく」と述べた。
警察庁からは生活安全局保安課の兼松泰課長補佐が、永山貴大課長の挨拶を代読。スマート遊技機の流通や中古移動の増加に伴い、スマート遊技機の点検確認の重要性が一層増すとし、中古機流通システム制度の適切な運用を要請した。
議案審議では上程した4つの議案を全て可決承認した。事業報告では2024年度(2024年5月1日~2025年4月30日)の確認証紙発給枚数を報告。パチンコ中古機に貼付する確認証紙の交付は、件数で前年比87.05%となる26万388件、台数で同85.39%の37万7,162台といずれも減少した。認定機については、件数が10万7,747件、台数が32万7,399台だった。2025年度の確認証紙については、中古機用が35万8,440枚、認定機用が29万4,760枚を見込んでいる。
任期満了に伴う役員改選で承認された役員は以下の通り(敬称略)。
会長/中村昌勇(東遊商理事長)
副会長/畠山和生(北海道遊商理事長)
副会長/髙橋一則(東北遊商理事長)
副会長/谷野博(中部遊商理事長)
副会長/小西哲也(関西遊商理事長)
副会長/山本基庚(中国遊商理事長)
副会長/植田優(四国遊商理事長)
副会長/國分寿人(九州遊商理事長)
専務理事/佐々木勝司(東遊商専務理事)