東京都遊協は6月30日、都内中野区のなかのZEROにて2026年度遊技場経営者研修会を開催。警視庁保安課の担当官による行政講話のほか、デジタルハリウッド大学の橋本大也教授による特別講演が行われた。

研修会の冒頭、阿部恭久理事長は一層厳しさを増す現状に危機感を示した上で、大阪IRとの棲み分けについて「遊技とギャンブルの差別化にしっかり対応していく。国民にどう示していくか、これが我が業界の大きな課題である」と述べたほか、今の営業形態と遊技性能がファンのニーズに合致しているのかを再考すべきとして「業界のあり方を根本的に見直し、業界の未来を見据えた改革ができればと考えている。そのためには遊技業界に関わるすべての団体企業が団結し、業益を上げるという視点で取り組む必要がある」と、任期ラスト2年で関係団体への働きかけと連携強化に努め次の世代につなげたいと語った。

行政講話では、警視庁生活安全部保安課風俗営業係の今村浩一係長が業界の現状と推進すべき課題を述べ、業界課題については、「ぱちんこ営業の規制と現状」「のめり込み・依存症防止対策」「適正な広告宣伝」「ぱちんこ遊技機等の無承認の構造および設備の変更等」「ぱちんこ営業に関する各種手続き」「暴力団排除活動の推進」「防犯対策の徹底」の7点を挙げ、さらなる健全化に向けた取り組みの推進を呼びかけた。

特別講演では、デジタルハリウッド大学の橋本大也教授が「AIとつくる新しい仕事のかたち」と題し、各種生成AIの特性を解説しながら事前にAIで作成したパチンコ店のオリジナル楽曲や新台POPなどを披露。複雑な広告宣伝ガイドライン文書を図解で表現するなど、AIを用いた新たな技法をレクチャーした。