スクウェア・エニックス、セガサミー、バンダイナムコHDが共同で使用済みPCモニター寄付、累計3,500台に
遊技日本2025年8月19日
スクウェア・エニックス、セガサミーホールディングス、バンダイナムコホールディングスの3社は、廃棄パソコンの再利用やリサイクルを手掛けるピープルポートへの使用済みPCモニターの累計寄付台数が3,500台に達したと発表した。
ゲームやデジタルコンテンツ開発の現場では、高精細なグラフィックや鮮やかな色彩を表現するため、1人あたり2台以上の高性能モニターを使用することが一般的だ。しかし、最新機器の導入や機材入れ替えの際に不要となるモニターが発生する。この課題を解決するため、セガサミーのIT部門が、同じ業界で同様の課題を抱えるスクウェア・エニックスとバンダイナムコHDに協力を呼びかけ、2021年9月に3社共同の寄付プロジェクトを立ち上げた。これまでに49回の寄付を行い、累計3,500台のモニターをピープルポートに提供した。
ピープルポートは、回収した電子機器をリユース・リサイクル販売することで、難民の雇用創出や子どもの教育支援などの社会課題に取り組むNPOだ。3社はこの寄付を通じて、同社の活動を支援するとともに、資源の有効活用による環境負荷の低減を目指す。3社合同での取り組みにより、単独では難しい大規模かつ継続的な寄付が可能となっている。
ピープルポートは、廃棄パソコンの再利用や部品リサイクルによる「エシカルパソコン ZERO PC」の販売など、環境負荷低減にも注力。今後も3社は企業の垣根を越えた連携を続け、持続可能な社会づくりに貢献していく方針だ。