ユニバーサル、通期業績は大幅赤字を計上するも、遊技機事業は増収増益
グリーンべると2026年2月12日
ユニバーサルエンターテインメントは2月12日、2025年12月期の連結決算短信を発表した。
当期の連結経営成績は、売上高1,228億2,700万円(前期比2.8%減)、営業損失32億2,800万円(前期は30億2,400万円の黒字)、経常損失184億9,700万円(前期は55億9,900万円の損失)。純損失は、統合型リゾート(IR)事業における多額の減損損失計上が響き、2,314億2,500万円(前期は155億6,900万円の損失)と赤字幅が大きく拡大した。
セグメント別の動向を見ると、遊技機事業は好調に推移。売上高は567億800万円(前期比30.4%増)、営業利益は106億6,200万円(同45.8%増)を記録。スマスロの市場シェア拡大が順調に進んだことに加え、ラッキートリガー搭載機の市場投入も寄与し、総販売台数は前期の92,150台から11万5,000台へと伸長した。
主な貢献機種としては、人気シリーズ最新作『スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』や『アレックス ブライト』、シリーズ史上最高スペックを謳った『スマスロ 沖ドキ!DUO アンコール』などが挙げられる。パチンコ分野においても、同社グループ初となるスマパチ『シャーマンキング』などを市場へ投入し、販売台数の底上げを図った。
一方、フィリピン・マニラで展開する統合型リゾート(IR)事業は苦戦を強いられた。売上高は654億900万円(前期比20.2%減)、営業損失は71億1,400万円(前期は28億7,100万円の黒字)で着地。VIPマーケットの縮小という構造的な逆風に加え、悪天候や政情不安による来訪者数の減少がゲーミング収益に影を落とした。
さらに同事業では、足元の事業環境や今後の市場動向、収益回復に要する期間などを総合的に検討し、将来キャッシュ・フローの見通しを見直した結果、2,247億7,600万円もの減損損失を特別損失として計上。これが連結業績における巨額の最終赤字の主因となった。
2026年12月期の連結業績予想については、売上高1,400億円(前期比13.9%増)、営業利益160億円、経常利益22億円、純利益20億円と、黒字転換を見込む。
次期の遊技機事業では、『スマスロ ハナビ』や、GODシリーズ最新作となる『スマスロ ミリオンゴッド-神々の軌跡-』といった大型タイトルの投入を開始しており、引き続き市場シェアの拡大を目指す構えだ。