大遊協、地域の自主防犯活動にと青パト5台を寄贈
遊技通信2024年9月10日
大阪府遊技業協同組合(大遊協、平川容志理事長)は9月9日、大阪府庁本館の正庁の間において令和6年度「青色防犯パトロール車両贈呈式」を開催した。
青色防犯パトロール車両(青パト)は、防犯意識向上や犯罪被害防止等を目的に、認可を受けた府の市町村が一般の車両では装備することのできない回転灯を装備し、防犯パトロールを行うもの。各種防犯への啓蒙活動や子どもたちの登下校での見守り活動、街頭犯罪の未然防止などに役立てられている。
大遊協では平成15年から府下の社会福祉(障がい者)施設に福祉車両を寄贈しており、平成27年度をもって目標台数となる累計200台の寄贈を達成。平成28年度からは青パトの寄贈をスタートさせた。9年目を迎える今回は、大阪府治安対策課を通じて府下5市(堺市美原区、貝塚、富田林、藤井寺、東大阪)へ各1台を寄贈した。これによって累計60台となった。
贈呈式には大遊協から平川理事長、寄贈先に関係する5支部組合長、野口賀蔵副理事長、大山秀一副理事長、段周精事業開発・社会貢献事業・広報委員長ら、大阪府からは吉村洋文知事、松井芳和危機管理監、そして大阪府警察本部生活安全部から府民安全対策課の岸田直樹課長が出席した。
冒頭に挨拶した平川理事長は「組合を挙げた社会貢献活動は、傘下の約380店舗余の組合員の協力のもとに継続実施している地域密着の一つであり、青パトの寄贈は各地域における様々な自主防犯活動の一助となることが目的」とした上で、ギャンブル等依存症への対策が法制化される以前の2003年からのめり込み問題に取り組んでいることなど、地域密着の大衆娯楽を提供しているホール事業者の役割についても説明した。
続いて吉村知事は「安全安心なまちづくりを推進していく中、今回で60台目となる青パト寄贈。子どもの登下校時の見守り活動や地域の防犯パトロール、特殊詐欺防止に向けた警戒・広報等、自主防犯活動に活用したい」と謝意を表した上で、「大阪府では自治体、警察、事業者、府民が一体となったオールおおさかの体制のもと、府民が安心して暮らせる『安全なまち大阪』を確立すべく邁進していく。引き続き支援と協力をお願いしたい」と述べた。
式典では、平川理事長から吉村知事にレプリカキーが手渡しされ、これに対して感謝状も贈られた。また、寄贈を受ける自治体の代表が拍手で青パトの受領を祝し、府庁前に整列駐車で展示された寄贈車両は、行き交う府民の目に止まった。