ダイコク電機は6月30日、同日開催の取締役会で、岐阜市の「都ホテル 岐阜長良川」のホテル建物および附属設備など(土地を除く)を取得することを決議したと発表した。

取得後もホテルの運営は引き続き近鉄・都ホテルズが担い、同社グループが保有するシステム構築力やソリューション力を生かし、新たな価値創出を目指す。

ダイコク電機は中期経営計画「2030ビジョン」において、新たな事業領域として「観光事業」を掲げている。パチンコ業界で培ってきたAIやIoT、映像・音響・インタラクティブ技術を活用し、新たなエンターテインメント体験を提供することを目標としており、今回の資産取得はその取り組みを具体化するものとなる。

取得対象は、岐阜県岐阜市長良福光に立地する「都ホテル 岐阜長良川」のホテル建物および附属設備等で、客室数は192室、延床面積は34,030.53㎡。土地については借地契約上の地位を承継する予定としている。取得価額は守秘義務により非公表だが、第三者による不動産鑑定評価などを参考に適正な価格であることを確認したという。取得資金は自己資金を充当し、引き渡しは7月31日を予定している。

同社はこれまで、ホールコンピュータをはじめとする情報システムやデータ分析ソリューションを中核事業として展開し、近年はAIやデジタル技術を活用した新規事業の創出にも注力してきた。今回の取得では、長年にわたり培われた「都ホテル 岐阜長良川」のブランド力や顧客基盤を維持しながら、自社グループのデジタル技術を融合することで、観光分野における新たなサービスや体験価値の創出を図る考えだ。

なお、同社は今回の固定資産取得による2027年3月期の連結業績への影響について、「軽微」と見込んでいるとしている。

■ 都ホテル 岐阜長良川
https://www.miyakohotels.ne.jp/gifu/