三重県遊協、フリースクール「三重シューレ」に554万円を寄付~22年間続く支援、「社会貢献の灯は消さない」を胸に~
遊技日本2025年12月1日
三重県遊協(権田清理事長)は11月27日、不登校の子どもたちの学びや居場所づくりと自立を支えるフリースクール「三重シューレ」(石山佳秀代表)に対し、令和7年度の全額給付型奨学金および入居費補助金として総額約554万円を寄付する贈呈式を行った。
同組合は平成15年から三重シューレの家賃補助を開始し、平成28年からは「金のハートの奨学金制度」を創設。返済義務のない全額給付型奨学金として支援を続けている。今回の寄付は奨学金約526万円と、毎年開催している三重ファン感謝デーの売上の一部約28万円を合わせたもの。
遊技業界は近年、遊技人口の減少や設備投資の負担増で厳しい経営環境にあるが、同組合は今年9月の理事会で「社会貢献の灯は消さない」を改めて決議し、支援の継続を決めた。
贈呈式で権田理事長から目録を手渡された石山代表は「毎年多額の寄付をいただき、心より感謝申し上げます。寄付金は家賃補助など、子どもたちのために有効活用させていただきます」と謝辞を述べた。
また、同組合は令和元年から飲料メーカーと連携し、売上の一部が三重シューレに寄付される寄付型自動販売機の設置・運用も進めている。
贈呈式の模様は三重テレビが取材し、同日夕方のニュースで報じられるなど、業界の社会貢献活動が広く注目を集めた。