山口県遊協総会、金理事長「遊技の原点を再認識し、手軽で快適な遊技環境を」
グリーンべると2025年6月20日
山口県遊技業協同組合は6月12日、山口グランドホテルで通常総会を開催し、2024年度事業報告や収支決算を含む4号議案までを審議し、原案通り可決承認した。任期満了に伴う役員改選では金栄作理事長を再任。金理事長は6期目となる。
総会の冒頭、挨拶に立った金理事長は、物価高騰や人材不足、地域の過疎化、遊技人口の減少など厳しい経営環境に言及したうえで、「遊びを提供するという遊技業の原点を再認識し、手軽で快適な遊技環境を提供していかなければならない」と述べ、業界が定めた各種ガイドラインの活用を呼びかけた。また、違法なオンラインカジノとパチンコを同一視するような発言や誤解があるとし、「そうした誤解を払拭するためにも、引き続き依存問題に積極的に取り組まなければならない」と強調した。
一方、山口県警察本部生活安全部参事官兼生活安全企画課の水野美紀課長は県内の治安情勢に触れつつ、業界が犯罪抑止や青少年の健全育成にも取り組んでいる点を評価。「依存防止対策や広告宣伝の健全化、子どもの車内放置事案への対応などの課題に前向きに取り組み、着実に成果を上げている」と述べ、警察としても引き続き連携を深める意向を示した。
総会ではその他、永年勤続職員、優良職員、販売協力店舗に対し、表彰状を贈呈した。