日電協がパチスロノーマルタイプに新たな遊技性を実現する新機能「ボーナストリガー」を発表!
遊技通信2024年8月28日
日電協と日工組は8月26日、「パチスロ機の新たな遊技性について」と題する記者発表会を東京・東上野の日電協会議室で開催し、パチスロのノーマルタイプに搭載できる「ボーナストリガー(BT)」の概要を発表した。
今回発表された「ボーナストリガー(BT)」と称される新機能は、ノーマルタイプのシンプルな遊技性を保ちながらも、規定数固定機能でより遊技に多様性を持たせることが可能となる。またスペック面では、ノーマルタイプとAT機の中間に位置する新しいカテゴリとして設計されている。
「ボーナストリガー(BT)」は、警察庁保安課が8月23日に発出した技術上の規格解釈基準の変更によって可能になった機能で、規定数固定機能(=BT)の内容は、「ボーナス終了後および初期化時の通常遊技は、複数ある規定数のうちいずれか1つに固定できる。どの規定数に固定するかは、ボーナスによって定めることができる。(※ただし、本機能を搭載する場合は、指示機能とRTは搭載することができない。)」とするもの。
背景としては、2022年11月から導入開始となったスマスロが好調を維持しており、2024年7月末時点で市場に設置されているパチスロの約40%(約56万台)を占めている一方、ノーマルタイプは市場に約40万台設置されているものの、その構成は極めて画一的となっている。ノーマルタイプはAT機と比較して優位性が極めて限定的で、多様な遊技、遊技機開発が難しい状況のため、既存ユーザーの選択肢を狭めるだけではなくユーザー離脱の助長や、新規ユーザー獲得の足かせになっていた。
なお、「ボーナストリガー(BT)」は、AT機やRT機では搭載できず、あくまでノーマルタイプ専用の新機能となっている。また設置時期については今後の状況を見ながら組合で決定し、発表する予定となっている。