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Web広告運用力を高める研修/プラスアルファ アミューズメントジャパン2021年10月28日

Web広告のノウハウが社内にない段階では広告代理店に頼るほかないが、ホールも知識量を増やす時期にきている。Googleパートナー(代理店資格)であるプラスアルファは「Web広告運用の内製化」を支援する研修を提供している。(取材=編集部)

Web広告を行っていても、「広告の成果が感じられない」「ターゲットを絞り込んでいるはずなのに思いのほか費用がかかる」と疑問を感じているホールもあるはずだ。中には、不適切な露出量やキーワード設定により、無駄な費用が発生していることに気づいていすらいないホールもあるだろう。

Web広告の種類や広告技術、掲載ルールはいまも変わり続けているため知識のアップデートが必要だ。そのため初期にはWeb広告に詳しい広告代理店の力を借りるのが現実的だ。だがプラスアルファの野島崇範氏は、「広告代理店と発注側であるホールの知識量に大きな差があり、それが原因でコストの無駄が生じていると感じる。ホール側も知識をつけるべき時期に来ている」と言う。

プラスアルファは、Google広告の認定資格プログラム試験に合格した者が所属していることや、費用、適切な運用における規定の要件などを満たした企業だけが取得できる広告代理店資格「Googleパートナー」の認定企業。Web広告代理店である一方で、ホールがWeb広告の運用を内製化できるよう研修を提供している。

「研修を通じて、まずは広告代理店と同等に話ができるようになっていただきたい。Web広告の専門用語も、パチンコの計数管理用語と同じように、今後の営業には必要なものだと認識していただきたい。かといって独学することは難しい。特にWeb広告ではギャンブル関連の表現にさまざまな制約があり、こ
れを回避しないと思うような広告展開ができません。そこで弊社がGoogle広告の認定資格合格のサポートと、応用実務スキルを研修という形でお手伝いさせていただきます」

我流の運用や広告代理店との意思疎通不全によって何が起こるのか。例えば、広告のインプレッション数(とにかく広告を表示させること)のみを指標としていると、直帰率が非常に高まる可能性がある。インプレッション数が多くても直帰率が高い、または広告のクリック率が低ければ、不快な広告もしくはマ
ッチ度が低い広告と認識される可能性が高く、Googleによる評価が下がることにつながる。それは単価の上昇にもつながる。

また、キーワードは最初に設定したものから除外したり追加したり、部分一致からフレーズ一致や完全一致に変更したりといった見直しを都度おこなう必要がある。その管理ができると効率的な広告が実施できる。

昨年から始めたこの研修はすでに十数社で実施されており、ある法人では意欲のある社員だけを選抜して受講させ、新たにWeb広告運用部署を作ったという。
研修は1テーマ3カ月を基本にしている。最初に基礎研修として8時間の集中講義を行う。その1カ月後と2カ月後に各3時間の実務研修を実施する。これを繰り返し、全12カ月で修了する。基礎研修の後は、各自で講義内容を復習しながらGoogle広告の認定資格テストに挑戦してもらう(Webで無料で受験できる)。目標は12カ月間で「検索広告」「ディスプレイ広告」「動画広告」「測定認定」の合格だ。

実務研修はパチンコ業界の実情に適応させた内容で、各人に実際に予算内で広告キャンペーンを作ってもらう。実際に作ったものの成果をレビューしてもらいながら、Web広告がどのように機能するかを学ぶので理解が深まるはずだ。

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