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パチンコ業界ニュース

遊技者に加熱式たばこ浸透 アミューズメントジャパン2020年8月6日

パチンコ業界に特化したマーケティングリサーチを行うシーズリサーチ(東京都台東区)が、パチンコ・パチスロ遊技者を対象に7月29日に実施した、喫煙状況や改正健康増進法全面施行後の来店状況についての調査結果を公表した。

調査はWEBアンケートで実施。対象者は全国の月1回以上の頻度の遊技者で、有効回答数は3202サンプル。

同社が発表した「原則屋内禁煙に関するパチンコ遊技者動向調査レポート」によると、月1回以上の頻度でパチンコ・パチスロを遊んでいる遊技者の喫煙者率は67.6%で、成人全体の喫煙者率の3倍以上。

遊技頻度別に見ると、遊技頻度が高い人ほど喫煙者率が高い。遊技している機械別に見ると、パチンコ遊技者よりパチスロ遊技者の喫煙率の方が高い。※遊技者には重複があることに注意。パチスロ遊技者の7割~8割はパチンコも遊技している。

例えば、週2回以上の頻度で遊技するパチスロ遊技者の喫煙者率は86.1%と非常に高い。これに対して、月1回程度の頻度で遊技するパチンコ遊技者の喫煙者率は58.6%だった。

遊技者が喫煙しているたばこの種類を細かく調べると、月1回以上頻度の遊技者においては、「紙巻たばこのみ」を吸う遊技者が最も多く23.8%、「加熱式・電子たばこのみ」を吸う遊技者は8.2%。そして、「紙巻たばこのみ」と「紙巻たばこが主体」を合わせた"紙巻たばこ派"は40.2%を占める。

ただし、「紙巻きたばこが主体(=加熱式・電子たばこも吸う)」の人まで含めた広義の加熱式・電子たばこ利用者は43.8%となり、非喫煙者(32.3%)も"紙巻たばこ派"も上回るほど広がっている。つまり、加熱式たばこが喫煙可能な遊技エリアは、多くの遊技者に支持される可能性がある。

そして、広義の加熱式・電子たばこユーザーの割合は、パチンコ遊技者よりパチスロ遊技者で高く、54.1%を占めた。


本調査結果は、加熱式たばこが喫煙可能な遊技エリアを併設したホールが、喫煙者を惹きつける
可能性を示すと同時に、非喫煙者に敬遠される可能性も示唆している。月1回以上の頻度の遊技者の32.4%が非喫煙者だ。そして新型コロナ禍でも来店意向のある、月1回以上の頻度の非喫煙遊技者の35.3%が、加熱式たばこエリア併設店について「来店頻度は減った(減ると思う)」と回答している。

また、喫煙者のすべてが加熱式たばこエリア併設店を支持しているわけでもない。月1回以上の頻度の喫煙遊技者の20.8%は、加熱式たばこエリア併設店について「来店頻度は減った(減ると思う)」と回答している。

加熱式たばこを喫煙可能な遊技エリアが併設されたホールの注目度が高まっているが、導入によって一部の顧客を失う可能性にも留意する必要がありそうだ。また、本調査の結果だけでは、加熱式たばこを喫煙可能な遊技エリアが併設されていることが、遊技者の店舗選択においてどの程度の重みをもっているのかはわからない。

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