千葉県パチンコ・パチスロ店協同組合(星山聖達理事長)は6月5日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで第60回通常総会を開催した。本年9月に設立60周年の節目を迎える同組合は、これまでの歩みを振り返るとともに、厳しい経営環境を乗り越えるための組織運営の効率化や法令・ガイドライン遵守の徹底を確認した。

総会の冒頭には恒例の寄付金・感謝状贈呈式が行われ、千葉県暴力追放運動推進センターと千葉県警察育英会へ寄付金を贈呈。また、社会貢献事業「夢まるふぁんど委員会」から県内8カ所の福祉施設・団体へ支援金が贈られたほか、夢まるふぁんど年間優良店10店舗に感謝状が授与された。

挨拶に立った星山理事長は、組合発足からの60年を振り返り、現在に至るまでの業界の変遷に言及。その歴史のなかで組合として、暴力団排除活動や排出遊技機の不法投棄問題、ゴト対策、依存症対策、子どもの車内放置防止活動など、社会の要請に応じた課題に真摯に向き合ってきた歩みを振り返った。さらに、総額2億8,300万円を超える「夢まるふぁんど事業」を通じて、県内すべての市町村へ計98台の防犯パトロールカーを寄贈してきた活動を挙げ、「地域社会との共生を目指し、60年前に組合が設立されて以来、途切れることなく活動を続けてきた証である」と強調した。

一方で、組合員店舗数が5月末時点で184店舗まで減少している現状を報告。コスト上昇など厳しい環境が続くなか、「今こそ事業者が一つにまとまって課題に取り組むことが大切」と述べ、持続可能な組織づくりへの取り組みとして、本年4月から地区組合を統合して「房総南支部」「九十九里支部」の2つの支部を試行運営していることを明かした。今後はこれを皮切りに、組織運営の効率化を推進していく方針を示した。

議事では上程案件がすべて可決承認され、役員補充では廣田浩敏新専務理事を含む理事3氏の就任を承認した。

議事終了後は、千葉県警察本部の越智政博風俗保安課長が生活安全部長の挨拶を代読した。越智課長は、信頼関係のもとで行われている遊技機検査の効率化に触れつつ、引き続きスムーズな検査受け入れと法令遵守を要請。各警察署による立ち入りの頻度を高めている旨を説明し、「近年の立ち入りでは目立った違反が見受けられないため、引き続き法令遵守をお願いしたい」と述べた。また、組合の自主的な取り組みにより広告宣伝が適正な範囲で行われているとの認識を示したほか、防犯パトロールカーの寄贈や子どもの車内放置事故防止活動などの社会貢献に対し、敬意と継続への期待を寄せた。

総会後に開かれた懇親会で星山理事長は、改めて60周年の節目に対する感謝の意を表明。「今日からまた61年目、62年目へと組合として帆を進めていく。山積する諸課題がある状況下ではあるが、皆様の理解と協力を得ながら、県内のホールがますます発展していけるように組合活動を進めていきたい」と述べ、組合員の連帯を求めた。