静岡県遊技業協同組合(静岡県遊協)は6月4日、静岡市駿河区のホテルグランヒルズ静岡で第65回通常総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、新理事長に飯塚邦晴氏を選出。新体制のもと、組合員が一丸となって業界の発展と社会的責任を果たしていく姿勢を示した。

議事の前には恒例の寄付金贈呈式が執り行われ、同組合が推進する社会貢献の一環として、静岡県教育委員会の青少年健全育成事業、静岡県暴力追放運動推進センター、静岡県防犯協力連合会へ寄付金を贈呈した。これに対し、静岡県知事から同組合へ感謝状が贈られた。

総会の冒頭では、オンライン出席となった冨田直樹理事長(当時)の挨拶を宮澤俊二副理事長が代読した。挨拶の中で冨田理事長は、遊技人口や店舗数の減少が続く厳しい現状に触れ、「レジャー白書に示されたパチンコ参加人口は依然として低水準。業界としては、遊びを提供する産業に立ち返り、業界パーパス『遊びの力で、心を元気に。』を実施すべく、癒しと楽しみの空間を提供していかねばならない」と方針を提示。さらに、新年度もパチンコ・パチスロファンの回復拡大や依存症対策などを推進するとし、「各種法令やガイドラインの周知徹底と遵守のもと、お客様第一主義を実践し、積極的な社会貢献活動を推進することが、業界の発展と県民の信頼確保に資する。組合員の皆様が一致団結して支援と協力をお願いしたい」と呼びかけた。

議案審議では上程案件をすべて可決承認し、新年度の運営方針として「パチンコ・パチスロファンの回復・拡大」「依存問題への対応」「各種法令やガイドラインの周知徹底と遵守の促進」「お客様第一主義の実践」「積極的な社会貢献活動」の5項目を承認した。

役員改選では、新理事長に飯塚邦晴氏を選出。副理事長には田中司陽氏、木村正平氏、佐野貞夫氏、宮澤俊二氏、安田芳明氏、田村崇彦氏の6氏が就任する新執行部を承認した。新任の挨拶に立った飯塚新理事長は、「ホール業界が大変厳しい中、このような大役を仰せつかり、身の引き締まる思い。皆様の協力をいただき、少しでも業界の発展に寄与していきたい。皆様方の理解と協力をお願いしたい」と決意を語った。なお、議事終了後には役員功労表彰が行われ、前理事長の冨田直樹氏ら7氏の功績が称えられた。

当日は来賓として静岡県警察本部から川口勝生活安全部長ら8名が出席。川口部長は来賓挨拶で、全国的に匿名流動型犯罪グループが関与する強盗事件が相次いでいることに触れ、「事件の未然防止には社会全体の抵抗力を高める必要がある。店舗駐車場などで不審な車両や人物を目撃した際は、ためらわず警察に通報するなど平素から高い防犯意識を持ってほしい」と呼びかけた。業界に対しては、引き続き健全なサービスを提供していくよう求めた。

総会終了後は懇親会が行われ、挨拶した飯塚新理事長は「この難局を乗り越えていければと思う。また社会貢献や防犯活動など、業界の責務としてこれからも積極的に取り組んでいきたい。今後とも県遊協の活動に支援と協力をお願いしたい」と力強く述べ、連帯を呼びかけた。