都遊協理事会、組合員の資格停止に関する規約案を承認
遊技通信2020年7月22日
東京都遊協は7月21日、都内市ヶ谷の遊技会館で理事会を開催し、組合員の資格停止に関する規約案を承認した。パチンコ・パチスロ産業21世紀会では、改正遊技機規則の経過措置期間の延長に伴う旧規則機の計画的な撤去に関する決議を行い、傘下団体にこれを守らない会員・組合員に対する資格の一時停止に関する規約作りを各団体で進めるよう求めていた。
規約案では、組合内に総務委員長を委員長とする倫理委員会を設置。21世紀会や全日遊連の決議事項で、都遊協が決議した事項を履行せず、組合運営に支障をきたすおそれのある行為を行うなどした場合、倫理委員会が調査及び審査を実施する。そこで資格停止に該当すると判断した場合は当該組合員に改善を勧告し、それでも改善されない場合は執行部役員会を経て理事会に当該組合員の処分を上程。当該組合員に弁明の機会を与えた上で処分を決める。資格停止は最高180日。理事長は、資格停止処分について関係団体への通知と行政への報告をすることができる。
理事会の冒頭、阿部恭久理事長は「経過措置を1年延長する規則の改正は、誓約書に沿った内容を我々が実施することが前提条件となっており、逆にその前提条件がなければ規則改正もなかったと理解してほしい。今後も業界にはいろんな部分で変えていかなければならないことが多々あり、警察庁への要望を行うことも出てくるだろうが、そのためにも今、やるべきことをきっちりとやらなければならない。21世紀会で決議したことをみんなで守っていくという状況を作っていきたい」と述べ、理解を求めた。
理事会では賛成多数でこの規約案を承認。8月7日に臨時総代会を開催し、書面決議で正式に承認する。