千葉県パチンコ・パチスロ店協同組合は6月5日、千葉市の京成ホテルミラマーレにおいて第60回通常総会を開催した。総会では、令和7年度の事業報告や令和8年度事業計画など全9議案について審議が行われ、すべて賛成多数で承認された。
また、退任理事の補充に伴い新たに3名の理事を選任。役員体制の変更も行われ、本総会をもって峯島弘幸専務理事が退任し、後任として廣田浩敏氏が専務理事に就任した。


冒頭の挨拶に立った星山聖達理事長は、組合設立60周年という大きな節目を迎えたことに触れ、これまで業界の健全化や社会的信頼の向上に向けて取り組んできた歴史を振り返った。その中でも、組合を代表する社会貢献活動である「夢まるふぁんど事業」について説明。2005年7月の設立以降、文化国際支援事業では延べ137団体、福祉支援事業では延べ200団体を支援してきたほか、地域振興支援事業の一環として県内全市町村へ防犯パトロール車両98台を寄贈するなど、これまでの支援総額は2億8,300万円を超える実績となったことを報告した。
星山理事長は「設立以来、途切れることなく理念に基づいた活動を継続してきたことは、組合の歩みを象徴する大きな成果」と述べ、今後も地域社会への貢献活動を継続していく姿勢を示した。
一方で、遊技業界を取り巻く環境については厳しい状況が続いているとの認識を示し、持続可能な組織運営に向けた取り組みとして、地区組合の統合や2支部体制による運営を進めていることを説明。今後さらなる組織力の向上を図る考えを示した。
「業界全体が一つにまとまり、共通する課題に向き合うことが重要。持続可能な県遊協としての役割や将来像について、地区組合や理事会の場で積極的に議論してほしい」と呼びかけ、組合員間の連携強化を求めた。
来賓として出席した千葉県警察本部生活安全部風俗保安課の越智政博課長は、組合が取り組む犯罪抑止活動や社会貢献活動に対して謝意を表明。その上で、広告宣伝ガイドラインの遵守、子どもの車内事故防止への取り組み、特殊詐欺防止アプリの普及などについて協力を要請した。
総会に先立って行われた寄付金贈呈式では、公益財団法人千葉県暴力追放運動推進センターおよび公益財団法人千葉県警察育英会へ寄付金を贈呈。また、「夢まるふぁんど委員会」の福祉支援事業として、県内8つの福祉施設・団体へ総額149万円の支援金を寄贈した。
支援先を代表して千葉県こども病院の皆川真規院長は、「長年にわたる福祉支援活動は地域コミュニティを支える大きな力となっている。今回の貴重な支援を、子どもたちの笑顔と地域社会のために有効活用したい」と感謝の言葉を述べた。
設立60周年を迎えた同組合は、これまで積み重ねてきた社会貢献活動を継続するとともに、変化する業界環境に対応できる組織づくりを進め、今後も地域社会とのつながりを深めていく方針だ。