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「親しみ」も「生きがい」もあった世界から、『引退』するということ アミューズメントジャパン2026年3月27日

今回のコラムは、多くの方に届いてほしいという思いから、遊技業界の方々以外にもなるべく伝わるように書こうとしました。そのため、後半は比喩表現が多くなってしまい、かえって幼稚な文章になってしまったかもしれません。それでも、このコラムを読んで何かを感じていただけたなら幸いです。

早いもので3月も下旬となり、私が担当するコラムも今回で最終回となりましたので、遊技業界という未知の世界へ飛び込んだ当時の自分、そして居心地の良いこの業界に別れを告げる今の心境について綴らせていただきます。

私は大学1年生のとき、友人の誘いでパチンコを始め、それをきっかけにパチンコ・パチスロの魅力に惹かれていきました。その後、パチスロ系YouTuberの動画を通じて新たな友人と出会い、その縁から学遊連に所属することになりました。

しかし当初は、この業界に対するネガティブな印象から、自身のキャリアに悪影響があるのではないかという不安も抱えていました。「仕事内容が面白そう」「友達が興味ある」といった軽い気持ちで飛び込んだのが、正直なところです。

そして迎えた学遊連での活動。

そこでは、綿密なコミュニケーションや厳格な組織運営、さらにはアイデア創出から実行に至るまでの徹底したタスク管理が行われており、その実態に私は大きな驚きを覚えました。これまで業界に抱いていた「粗暴で軽薄な人が多いのではないか」という印象は誤りであり、自分自身の偏見や差別的な視線に気づかされました。

ぱちんこ業界で働く人々は、それぞれが確かな信念を持ち、真摯に仕事へ向き合っていたのです。そうした環境の中に身を置くうちに、「なんとなく」という軽い理由で飛び込んだことに対し、自分の未熟さと傲慢さを痛感しました。同時に、この業界で皆のように信念を見つけ、それを実現していくという一貫した経験を積みたいと、強く思うようになりました。

その後、活動を続ける中で、私はこの業界に向けられる冷ややかな視線に対して、悔しさと対抗心を抱くようになりました。そして、それらを払拭することこそが、自分自身の活動の「信念」へと変わっていきました。


それを強く実感したのが、就職活動です。私は何十社にもエントリーしましたが、当初は多くの企業から不採用の通知を受け取りました。周囲の方々は私を気遣い、さまざまなアドバイスを送ってくださいました。その中で、今でも忘れられない言葉があります。

「このガクチカはやめて、別のガクチカにしよう」というものです。

私は面接やESで「学生時代に力を入れたこと」、いわゆる‟ガクチカ”として学遊連での活動を語っていました。しかし、ぱちんこ業界に関わっているという事実が、企業の人事に負の印象を与えるのではないかと周囲の人から懸念されたのです。

もちろん、私を気遣ってくださったそのご厚意には、心から感謝しています。それでも私は、このガクチカだけは最後まで曲げませんでした。学遊連での活動は、私の大学生活を象徴するものであり、自身の成長を最も体現できるものだったからです。だからこそ、ぱちんこ業界に向けられる冷ややかな視線と正面から向き合い、自分自身を通して業界の魅力を伝えたいと考えました。

最終的には、その姿勢に価値を見出してくださった企業とご縁をいただき、入社が決まりました。このご縁に応えられるよう、これからも努力を重ねていきたいと考えています。

しかし、どれほど強い信念を持っていたとしても、学遊連での活動を続けることはできません。私は3月下旬をもって、この業界を離れます。

本コラムを読んでくださっている方の多くは業界関係者の方々でしょう。この業界に入ったばかりの方もいれば、私のように「引退」が視野に入っている方もいるはずです。離れる際に寂しさや不安を抱く気持ちは、きっと年齢問わず共通しているのではないでしょうか。

そんな「引退」が間近に迫る中で、今の私が最も強く抱いている感情は「期待」です。この業界には、まだまだ多くの課題があると感じております。だからこそ、長く関わる中で自然と信念が芽生え、それぞれがその信念と向き合いながら仕事をしてきたのだと思います。

信念を持つことは、同じ志を持つ仲間を集め、受け継ぎ、形にする。一滴一滴が積み重なり、大きな海を形づくっていくような過程に似ています。

信念は、抽象的な概念にすぎません。

しかし、その信念を持ち続けることが大海を形づくることにつながるのだとすれば、信念もまた海と同じように美しく、静かに見つめることのできる実体を帯びた「自分が確かに存在した証」へと変わっていくのではないでしょうか。私はそこに「期待」を抱いているのです。

私は学遊連での活動を通じて、この業界が一人ひとりの考えや価値観を尊重し、それを共有することを何より大切にしていると実感しました。それは、幾度となく重ねたミーティングの中で、強く感じてきたことです。だからこそ、私たちの思いは、必ず後進へと届いていきます。

私はこれから少し距離を置きながら、仲間たちを見守っていきます。しかし、離れることで、近すぎて理解できなかった粒子が、雨粒であったと知ることができるのではないでしょうか。

その雨粒はどのような海を作るのか。それを見届けていくことこそが、今の私にとって何よりの楽しみです。

私は、社会経験も人生経験も十分ではなく、未熟な言葉でしか語れていないと自覚しています。それでも、この思いをコラムに残したいと思います。この業界に関わってきた事実を、自分の生きてきた証として刻みたかったからです。

パチンコ・パチスロは人と人との関わりの中で物語を紡ぎ、人を楽しませる娯楽です。私はネガティブな印象を払拭し、その魅力を伝えることを信念に活動してきました。

これからの学遊連がその信念を受け継ぎ、誰もが目を奪われる大海を形づくっていくことを、心より期待しています。

半年間、アミューズメントジャパン様をはじめ、学遊連の学生、事務局職員の皆様、関係者の皆様、そしてこのような拙い文章を最後まで読んでくださった皆様、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。

今後も私の仲間たちによるコラムを、ぜひともお楽しみください!

文=三浦圭翔(全日本学生遊技連盟)

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