マルハン北日本所属のパリ五輪金メダリスト・日下尚選手、天皇杯全日本選手権でグレコローマン77kg級優勝
遊技日本2025年12月25日
マルハンの北日本カンパニーに所属する2024年パリ五輪男子グレコローマンスタイル77kg級金メダリストの日下尚選手が、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で12月18日から21日まで開催された「2025年天皇杯全日本レスリング選手権大会」に出場し、同階級で優勝した。また、本大会における優秀選手にも選出された。
大会後、日下選手は「初優勝の実感よりも、勝って当たり前の舞台で『納得のいく内容ではなかった』という悔しさが勝っています。手の内を知る相手に対し慎重になりすぎ、自ら展開を作れなかったことが反省点です。勝ち切った収穫と今回の課題を胸に、来年の名古屋アジア大会では必ず優勝し、さらに成長した姿を見せたい」とコメントし、さらなる向上を強調した。
日下選手の次なる目標は2026年に愛知・名古屋で開催されるアジア大会出場。代表選出には2026年5月の明治杯全日本選抜選手権での優勝が条件となっており、同大会は重要な一戦となる。
日下選手は2000年香川県生まれ。3歳からレスリングを始め、日本体育大学時代に数々のタイトルを獲得。2023年の世界選手権銅メダルでパリ五輪代表に内定し、2024年アジア選手権優勝を経てパリ五輪で金メダルを獲得。日本レスリング史上最重量級の金メダリストとなり、香川県初の県民栄誉賞と紫綬褒章を受章した。2025年は明治杯優勝、世界選手権(ザグレブ)で銀メダルを加え、2028年ロサンゼルス五輪での2連覇を目指している。