神奈川県遊協総会、伊坂理事長が8期目の留任へ
グリーンべると2025年6月24日
神奈川県遊協は6月20日、横浜市の横浜ベイホテル東急において第59回通常総会を開催した。役員改選により、伊坂重憲理事長が留任。これにより伊坂理事長は8期・16年目の続投となる。
総会は、総組合員142名中、本人出席115名、書面出席25名の計140名が出席し、定足数を満たして成立。会では「令和6年度事業報告および収支決算の承認」や「令和7年度事業計画および収支予算の決定」など10議案が上程され、いずれも可決承認された。
また、挨拶に立った伊坂理事長は、現在の業界規模が15兆7,000億円に上ることを指摘し、「話題となっている農業の総生産額(9兆5,000億円)を大きく上回る規模であり、雇用は約20万人に及び、納税面でも国に大きく貢献している」と強調。そのうえで、「20万人の仲間が誇りを持って働ける環境づくりが重要であり、業界が正念場にある今こそ団結が必要」と呼びかけた。また、来年に60周年を迎える神奈川県遊協の節目に向け、「この夏の大願成就を果たし、業界の明るい未来を報告できるよう準備を進めたい」と意気込みを語った。
来賓として登壇した神奈川県警察本部生活安全部生活安全総務課の大窪太郎課長は、県内の犯罪情勢に言及。「昨年の犯罪認知件数は4万5,716件で、前年よりも約1,800件増加。コロナ禍前の水準を上回っており、今年も増加傾向にある」と述べた。特殊詐欺については、近年は高齢者に加え、20代・30代の若年層にも被害が広がっていると指摘し、「警察としても検挙と予防の両輪で対策を強化していく」と述べ、業界に対して引き続きの支援と理解を求めた。
総会ではそのほか、組合の退任役員、永年勤続の組合事務局員およびホール関係者、社会貢献や業界イメージの向上に寄与した個人・団体への表彰も行われた。