岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合(千原行喜理事長)は6月22日、岡山市の岡山プラザホテルで2026年度通常総会を開催し、任期満了に伴う役員改選で千原理事長を再選した。

総会の冒頭であいさつした千原理事長は、エネルギー価格や原材料価格の高騰に加え、娯楽の多様化などを背景に、業界を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあるとの認識を示した。一方で、スマート遊技機の導入、ギャンブル等依存対策、広告宣伝の適正化、災害時支援体制の整備などを着実に進めることで、社会から信頼される身近な大衆娯楽を目指していく考えを表明した。また、3月に岡山県キッチンカー協会と災害時駐車場利用協定を締結したことにも触れ、地域社会への貢献を続ける姿勢を示した。

来賓として出席した岡山県警察本部生活安全部の難波隆弘部長は、防犯対策用電話録音機の寄贈や、店舗のデジタルサイネージを活用した特殊詐欺被害防止、自転車の鍵掛け啓発など、同組合による地域の安全・安心に資する取り組みに謝意を表した。そのうえで、業界を巡ってはギャンブル等依存問題のほか、健全化を阻害する事案への対応も引き続き重要になるとして、適切な対応を通じた健全な発展に期待を示した。

このほか総会では、岡山県警察本部生活安全部生活安全企画課の中務公弘課長が行政講話を行った。講話では、ギャンブル等依存症対策、広告宣伝ガイドラインなど各種ガイドラインの順守、児童の車内放置事案の防止、不正防止対策、の4点を中心に説明。依存症対策では、オンラインカジノや大阪IR開業を見据えて社会的関心が高まる中、自己申告・家族申告プログラムの実効性確保に向け、利用拡大や店舗間の適切な情報共有を進めるよう求めた。広告宣伝をめぐっては、業界の自主的な取り組みを前提に、関係事業者全体がガイドラインの趣旨を理解し、違反があった場合には業界内で自浄機能を発揮することが重要と指摘した。

また、児童の車内放置防止については、児童が乗車した車両を入場させないことに加え、店内アナウンスによる注意喚起やホールスタッフによる駐車場巡回の徹底を要請。不正防止対策では、不正改造や商品買取り事案の根絶に向け、業界全体で周知と取り組みを進める必要があるとした。

議事では上程案件を全て可決承認し、役員改選では理事18名、監事2名を選出。理事会で千原理事長ほか、副理事長に三井浩一氏、中村雅則氏、文孝幸氏(新任)、専務理事に三澤幸芳氏、常務理事に松田高志氏、菊田泰行氏、櫻井啓二氏、李辰氏、高橋美文氏(新任)とする新執行部を決めた。

総会後に開かれた祝賀パーティーでは、恒例の寄付金贈呈・感謝状授受式が行われ、日本赤十字社岡山県支部へ浄財を寄贈。これに対して感謝状が贈られた。

来賓あいさつでは、逢沢一郎衆議院議員、岡山市の大森雅夫市長、岡山県の笠原和男副知事、太田正孝岡山県議会議長、全日遊連の阿部恭久理事長が登壇し、業界の社会貢献活動や地域との連携に期待を寄せた。乾杯のあいさつは回胴遊商の大饗裕記理事長が務めた。