岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合が通常総会、業界のパーパスの具体的な取組みを推進
遊技通信2025年7月3日
岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合(千原行喜理事長)は6月30日、岡山市のホテルグランヴィア岡山で2025年度通常総会を開催し、上程案件をすべて可決承認した。
冒頭に挨拶した千原理事長は、業界パーパス『遊びの力で、心を元気に。』の行動指針(本年6月16日開催のパチンコ・パチスロ産業合同祝賀会で発表)について「いよいよパーパスが具体的に動き出すことになった」と述べた上で、今後行っていきたい行動事例として『TKB48』(トイレ・キッチン・ベッドを災害発生時から48時間以内に整備・提供する取組み)、『命のキッチンカー』(被災地で炊き出しを行い、温かい食事で命と心そして地域をつなぐ活動)を紹介し、「業界は災害対策についても政府や自治体とともに先進的に取り組んでおり、今後も社会をリードしていきたいと考えている。地域の皆様にパチンコ・パチスロ店があってよかったと思われるような存在になるよう、業界を挙げて努力していく」と語った。
また、組合と岡山県、岡山県警察本部と締結した『災害時における施設使用等に関する協定』については「大雨の際に地域住民が車両で避難され、役立った例も多数ある」、岡山県警察と締結した『犯罪の起きにくい社会づくりの推進に関する協定』ついても「本年は闇バイトによる凶悪犯罪対策としてセンサー付きフラッシュライト300本を寄贈し、防犯対策に効果を上げたと聞いている」と説明した。こうした社会貢献活動を積極的に広報することで県民に業界を正しく理解してもらうとともに、業界を挙げて“地域にパチンコ・パチスロ店があってよかった”と思われるような存在になるよう努力していくことを強調した。
総会の来賓には岡山県警察本部生活安全部の寶満智彦部長、同生活安全企画課の山下健司課長が出席し、祝辞で寶満部長は、健全化の阻害要因となる課題の解決に適切な対応を求めた。また、行政講話で山下課長は、業界の取組みとして、各種ガイドラインの遵守、のめり込み・依存防止対策、児童の車内放置事案の防止、不正事案の根絶の4点を説明した。
総会後の祝賀パーティーでは恒例の寄付金贈呈・感謝状授受式が行われ、寄付金贈呈では岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合から一般財団法人岡山県青少年財団と日本赤十字社岡山県支部へ、岡山市ぱちんこ・パチスロ店組合から一般財団法人岡山県青少年財団へ浄財を寄贈。これに対し岡山市から市組合へ、岡山県青少年財団から岡山市ぱちんこ・パチスロ店組合へ感謝状が贈られた。