大饗理事長が5期目へ|回胴遊商 総代会・組合大会
アミューズメントジャパン2025年5月30日
回胴式遊技機商業協同組合は5月23日、東京ドームホテルで通常総代会と組合大会を開催。総代会では任期満了に伴う役員改選が行われ、総代会後の理事会で大饗裕記理事長を再任した。
5期目に臨む大饗理事長は組合大会であいさつに立ち、「このような形で再任を受けたということは、しっかりと今までの活動を総括して、けじめをつけろということだろうと思う」と決意を新たにした。その上で、2018年にカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐる議論の中から、遊技業界がギャンブル等依存症への対策を求められて以降の業界の動きを振り返り、次のように述べた。
「日本でも世界でも、自然災害や紛争、戦争で、自分の力では自分の運命が決め決められず、なすすべなく命まで落とす人がたくさんいらっしゃる。でも我々はまだ、自分たちの力で未来を変えられる。そのための十分な時間がまだある。この夏の戦いは、我々の生活を守るための戦いなんだということをぜひお伝えしたい。どうか自らの生活、自らの人生、家族や従業員の皆さんの生活を、我々の手で切り開いてつかみ取るんだという固い決意のもとに、皆さん方には行動をしていただきたい。このことを切にお願いしたい」
なお、組合大会の冒頭では警察庁生活安全局保安課の兼松泰課長補佐が登壇し永山貴大課長の祝辞を代読。中古機流通の健全運用の継続的な実施を求めるとともに、今秋にスマートパチスロの導入から3年を迎えることに触れ、認定申請開始に伴う点検確認の重要性を強調した。
※大饗(おおあえ)理事長の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合があります。
文=アミューズメントジャパン編集部