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九州遊商が第37回通常総会を開催、國分理事長を再任 遊技日本2025年6月2日

九州遊商は5月30日、福岡市のホテルオークラ福岡において第37回通常総会を開催した。本総会は組合員総数109人のうち本人出席73人、委任状出席28人、合計出席数101人で総数の半数を満たし有効に成立。全7議案が審議され、すべて可決承認された。議事終了後の改選により新たに選任された新役員による臨時理事会では、國分寿人理事長の再任が決定した。

冒頭、挨拶に登壇した國分理事長は、ホール数の減少に歯止めが効かない厳しい状況に言及。「昨年の証紙発給枚数は全国では中古とチェーン店移動を合わせて約37万8,000枚、前年度比では86%程度となった。九州地区では約4万8,500枚、こちらは前年度比で81%程度とかなり厳しい数値となった。新台の販売台数でも、昨年度が約87万台、前年度比では約81%と遊技機メーカーからは聞いている。我々の組合員数も減少が続いておりたいへん厳しい状況だと認識しているが、ただし我々流通に携わる者がいなくなると業界の発展にも影響する。組合としては法令を遵守し、これからも様々な施策を打っていく必要がある」と危機感を滲ませた。

続いて永年功労者1名への表彰が行われた後、議案審議へ。審議では令和6年度事業報告や令和7年度事業計画(案)をはじめとする全7議案が上程され、すべて原案通り承認された。理事長挨拶でも触れた確認証紙等発給状況は、令和6年4月から翌7年3月まで、全国での証紙発給枚数は37万8,606枚、稼働実績累計は26万921件で37万7,069台、九州では証紙発給が枚数4万8,596枚、稼働実績累計は3万2,745件で4万8,476台となり、稼働実績の前年度対比としては全国で件数88%・台数84%、九州で件数84%・台数81%となった。一方で認定証紙発給枚数は、稼働実績の前年度対比で全国では件数104%・台数103%、九州で件数104%・台数98%となった。第7号議案「役員会選の件」では、任期満了による役員選挙が無記名投票により行われ、新たに17名の役員を選任。議事終了後の臨時理事会において、國分理事長の再任が決定した。

来賓祝辞では、福岡県警察本部生活安全部生活保安課の西ノ原郁雄課長と、九州地区遊技業組合連合会の松尾道彦会長が登壇。西ノ原生活保安課長は「皆様方におかれては、ぱちんこ産業が健全な娯楽として広く国民に親しまれるよう様々な健全化推進事業に取り組まれていると承知している。また、日本赤十字社をはじめ福岡市立子ども病院や、子ども食堂などに寄付されるなど社会貢献活動にも積極的に取り組まれ、その社会的責任を果たそうとする姿勢には心より敬服している」と謝辞を述べ、ぱちんこ業界については「昨年、他県において廃業店から購入したパチスロ機を違法賭博店に提供したとして、いわゆる機械屋が摘発される遊技機の不正流通事案が発生した。これら類似事案の再発防止には、不正遊技機の流通防止、中古遊技機の流通健全化、使用済み遊技機の適正処理、これらを適正に実施する必要がある。皆様には適正かつ確実な実施をしていただき、業界健全化に寄与していただきたい」と不正遊技機流通防止への協力を呼びかけた。

九遊連の松尾道彦会長は「本日は第37回総会の開催および國分理事長の再任、誠におめでとうございます。さて、日本各地ではインバウンド客が溢れ、大手企業を中心に賃上げも進んでいる。一方で私たちの業界は、底が見えた感はあるもののホール店舗数の減少は未だ続いている。今年は巳年。巳は成長の変化の象徴とされ、物事が大きく進展する年と知られている。私たちも“遊びの力で、心を元気に”を合言葉に、この業界を担う未来の子ども達のために、皆様とともに一丸となって業界が好転する年となるよう尽力したい」と決意を述べた。

その後に行われた懇親会には、来賓として全日遊連の阿部やすひさ理事長も会場に駆けつけ祝辞を述べた。来賓出席した福岡県遊協の平岡聖教理事長の乾杯の音頭で開会、盛大に行われた。

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