特サビ2024年9月期、1日あたりの台売上高は12,600円台に下落
遊技通信2024年11月22日
経済産業省はこのほど、2024年9月期の特定サービス産業動態統計を発表した。
1日あたり台売上高は前月比975円減の12,669円となり、4カ月連続していた上昇傾向が止まった形となった。設置台数が増加した一方で、売上高が減少したことにより、大幅な下落につながったものと考えられる。なお正社員の人数が10,844人となり、調査事業者数が1,000カ所を超えてから最も少ない数値となっている。
スマスロの効果で業績が改善したスロットに比べてパチンコは苦戦していたが、8月以降は新たな「ラッキートリガー」搭載機の登場や「スマパチの普及・拡大」、また話題となった「大型入賞口(デカヘソ)搭載機」などの登場で、多様化した面白さが売上を伸ばしていた。
9月は2回の3連休があり、集客への期待が高まった。一方で、業績の回復とは裏腹に、業界全体の遊技参加人数は減少を続けているなかで1人当たりの負担額が増加し、それが遊技意欲の低下を招いた可能性がある。これらの要因で新台の短命化や売上高の急速な減少に拍車をかけているのではないだろうか。