非液晶機の育成・ポジションの確立を図るチャンス|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2024年3月21日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が3月15日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で22回目。
冒頭では2月のパチスロ市場を振り返った。2月に導入された新機種は8機種で、その内スマスロは7機種。販売台数はスマスロが6万7000台(分納含む)、6.5号機が7000台だった。2月末時点のスマスロ機の設置比率を見ると37.5%と、前月から2.6ポイントアップした。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合ランキングでは、トップ25に2月導入のスマスロ新機種が3機種ランクイン。導入後に話題となった『Lゴジラ対エヴァンゲリオン』は20位。『Lパチスロガールズ&パンツァー 最終章』(7位)、『スマスロコードギアス反逆のルルーシュ/復活のルルーシュ』(14位)の期待感が大きく、それに導入台数も反映され、稼働の総数としてはこの2機種の方が上位となった。
最新機種分析では直近1週間の実績データを振り返り、『L南国育ち』、『Lキングパルサー』、『Lチバリヨ2』といった非液晶機が及第点と言える稼働状況だったことを踏まえ、「あまり補充されるポジションではないため、ゲーム性の似ている『沖ドキ!GOLD』と合わせて、育成・ポジションの確立を図りたいところ」とまとめた。
直近3カ月のホール内実績シェア上位20機種について減衰率をまとめ、今後1ヶ月の市場変化を推察した「市場短観予測」パートでは、「1月、2月と粗利が取れている傾向が続いたため稼働劣化を懸念していたが、想定よりも安定・維持している。遊技者の期待値と出玉性能や遊技感のバランスが取れている状況」と推測。4月導入の機種に関しては、「後半に導入される『押忍!番長4』に期待。登場までは我慢の期間になる傾向が強いため、自店の設置機種の育成に注力したい」としている。
文=アミューズメントジャパン編集部