日遊協「パチンコ・パチスロファンアンケート調査2025」公表 新規層が微増、平均使用金額は減少に転じる
遊技日本2026年3月17日
日遊協はこのほど、「パチンコ・パチスロファンアンケート調査2025」の報告書を公表した。パチンコ・パチスロファンの遊技実態やニーズ、依存対策・社会貢献活動への認知度などを定点観測調査しているもので、今回は2025年11月14日から12月14日にかけ、全国18社・564ホールの来店客2,953人を対象に実施された。
遊技歴では、20年以上のベテラン層が52.1%(前年比微減)と過半数を占める一方、1年未満の新規層が6.3%(前年5.2%)に上昇。遊技レートは、4円パチンコが21.5%(前年26.3%)、1円パチンコが28.6%(前年22.8%)と昨年から逆転した。一日の平均使用金額は22,586円と3年連続の増加から減少に転じ、物価高による節約志向が反映されたとみられる。
ホール来店頻度では、「ほぼ毎日」通うヘビーユーザーが21.8%と横ばいながら増加基調を維持する一方、「1ヶ月に1回未満」のライト層も11.7%(前年8.7%)へ上昇。前年比で「減った」と答えた層が29.2%(前年27.3%)と増え、遊び方の二極化が進んでいる。
来店きっかけのメディアでは、YouTube(22.1%)、LINE(20.8%)、X(15.9%)などデジタル媒体が上位を占めるが、「活用していない」も27.0%と高い。若年層や高投資層・スマート遊技機経験者ほどデジタル媒体をきっかけに来店し、高齢層では店舗ポスターなど店頭接点が相対的に強くなっている。
スマート遊技機の経験率はスマパチが66.9%(前年65.0%)、スマスロが61.5%(63.5%)。経験者は男性30~50代で7~8割に達するが、女性や高齢層では3割前後にとどまる。経験者はLT等の「新機能」や「スマート遊技機の登場」を来店増加理由に挙げる一方、「お金がかかるようになった」と減少理由も強く、未経験者の主な障壁は「複雑でわからない」「好きな機種がない」だった。また、経験者は未経験者より1日当たりの利用金額が高い傾向が見られ、今後さらに裾野を広げるためには「わかりやすさの訴求や遊びたいと思える機種の充実が重要」と分析している。
ファン要望では「キャッシュレス遊技」が34.4%(前年32.3%)で、デジタル化への期待感が伺えた。「0円パチンコ(無料コーナー)」も前年の16.7%から19.0%へ上昇。景品交換では「全国のコンビニの商品と交換できる引換券」が30.7%でトップ、「自宅でインターネットで景品を選べる」が21.1%と続き、現金以外の決済やオンラインの利便性へのニーズが顕在化している。
パチンコ・パチスロの継続理由では「機種が面白い」(26.5%)や「遊びたい機種が多い」(21.5%)がやや低下した一方、「店員の対応・態度が良い」(19.9%)が上昇。特に女性は「同行者と一緒に楽しめる」、60代以上は「店員の対応」が上位に。依存対策の認知では「18歳未満立入禁止」や相談窓口ポスターが6割超、特に30~40代男性で8割超だが、認知度および理解度には年齢によって偏りがみてとれた。
社会貢献活動の認知では「ゴミ拾い」(49.9%)や「地域清掃」(31.7%)が上位。「災害時緊急避難場所」(43.7%)や備蓄品提供(37.1%)など防災拠点機能への評価も上昇。「認知度が軒並み上昇していることは、業界の災害対策が形式的なものではなく、社会的な意義を持つ活動として浸透しつつあることを示した」としている。