日遊協「パチスロプレイヤー調査2025」 パチスロ参加人口約784万人、前年比26万人増 BT機の中間性能に一定の理解・評価
遊技日本2026年3月17日
日遊協はこのほど、「パチスロプレイヤー調査2025」の報告書を公表した。同調査はパチスロの「参加人口」「参加率」「頻度」「満足度」の経年変化を把握し、遊技者層の変化や考え方を多角的に分析することを目的に実施。今回は全国の18歳~79歳の男女を対象にインターネットリサーチにより、2026年1月4日~8日に事前調査と本調査を行った。有効回答数は事前調査が10,000サンプル、本調査が現行プレイヤー層(プレイ頻度:2~3ヵ月に1回以上)1,523サンプル。
報告書によると、2025年のパチスロ参加人口は約784万人で前年比26万人の増加。年代別では、「10代・20代」で13万人増、「30代」で19万人増となり、30代以下の若い層を中心に参加人口の底上げが見られた。
現行プレイヤー層に関する質問分析では、今回は2025年から導入されたBT機について調査を行った。
好んで遊ぶパチスロの機種タイプについて、遊んでいるもの(複数回答)で見ると、「20円ノーマルタイプ」が約52%で最も高く、続いて「20円AT/ART」が約44%、「20円BT」が約34%となった。一方、最も遊んでいるもの(単一回答)で見ると、「20円ノーマルタイプ」が約29%で最も高く、続いて「20円AT/ART」が約24%と上位を占め、「20円BT」は約11%にとどまっている。最優先率で分析すると、20円BTは3割程度、低貸BTは2割程度しかおらず、他のタイプと比べると著しく低い水準であった。
また、機種タイプ別で満足箇所について、BTの満足項目をノーマルタイプとAT/ARTで比較すると、BTはノーマルタイプと比べて「シンプルでわかりやすい」「目押しや出目が楽しい」「通常時のコイン持ち」などで満足度が下回ったほか、AT/ARTと比べて「大量出玉を期待できる」「演出が豊富」「ボーナス1回の出玉が多い」などで満足度が下回った。BTは半数以上の項目で満足度が低く、「特に満足している箇所はない」といった回答も高いなど、明確な強みが見えにくい傾向が見られた。
BT機の事前認知と遊技経験/BT機の遊技意向については、「事前認知」は約65%(導入前から知っていて遊んだ+知っていたが遊ばなかった)、「遊技経験」は約70%(導入前から知っていて遊んだ+知らなかったが遊んだ)。「遊技意向」は約70%(今後も遊ぶつもり+遊んだことはないが今後遊ぶつもり)、「継続意向」は約84%(今後も遊ぶつもり÷遊技経験)だった。今後も遊ぶ理由として「獲得枚数に満足できる」が約35%で最も高く、続いて「連チャンに期待できる」「勝ちやすい」の順となった。一方、今後は遊ばない理由は「勝ちにくい」が約41%で最も高く、続いて「連チャンに期待できない」「設定状況が悪そう」の順となった。
BT機のノーマルタイプとATの中間に位置づけられた性能については、75%が「中間性能として適当(ややを含む)」と評価し、「中間性能として不適当(あまりを含む)」は約23%にとどまった。適当だと感じる理由には、ノーマルタイプよりも出玉やゲーム性、連チャンで優位性を感じる傾向が見られた。最も遊んだBT機の性能に対する満足度では、BTの性能について、満足(ややを含む)は「ボーナス中のゲーム性」「ボーナス獲得枚数」「BT中のゲーム性」の順で高く、いずれも約75%。不満(ややを含む)は「BT突入確率」「BT性能」の順で高く、いずれも3割以上が不満に感じているという結果に。BT1セットで期待する獲得枚数は「500枚程度」が約29%で最も高く、続いて「600枚程度」が高かった。平均では約570枚で、500~600枚程度は合計で約49%となった。
報告書では、参加人口の増加について「若年層を中心にパチスロの満足度が高まっていることに加え、BT遊技者では遊技頻度の増加や満足度の高さも確認されている。こうした点から面白い機種が増えたことや遊び方の幅が広がったことも参加人口増加の背景にある」と分析。「新カテゴリーの話題性や導入初期における業界全体での販促強化、認知や期待感が高まった時期の一斉導入により、初期需要が形成され、実際の遊技体験に結びついた可能性がある」として、BT機の一斉導入が初期の訴求効果を後押ししたと評価した。
また、「中間性能の位置づけに対する理解や評価が一定程度得られているが、他の機種タイプと比べて認知度は相対的に低く、主軸として選ばれる割合も限定的」「全体的な満足度は高い一方で、機種タイプ別の比較では満足度の低い項目も多い」ことから、「BT機のコンセプトの強みを活かした遊技機の開発が期待される」とまとめている。