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パチンコはSANKYOが30.5万台、パチスロはサミーが19.5万台でトップ アミューズメントジャパン2023年12月18日

パチンコビレッジは12月14日、東京・上野で『パチンコ・パチスロ販売実績2023』のプレス発表会を開催した。

総販売台数はパチンコが97万2000台で前年比94%、パチスロが75万台で前年比104%。パチンコは3年ぶりに100万台を割り込んだ。パチンコの販売台数のうちスマパチは12%(11万5000台)、パチスロの販売台数のうちスマスロは59%(44万2000台)と、構成比率にも大きな差が付いた。

パチンコの販売台数機種別トップ3は、『Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED』(5万台。SANKYO)、『ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン Typeレイ』(4万8000台。ビスティ)、『PA大海物語5 Withアグネス・ラム』(3万9000台。三洋物産)。スマパチでトップ10入りしたのは、『ぱちんこ 新・必殺仕置き人S』(10位。2万500台。京楽産業.)のみだった。

パチスロの販売台数機種別トップ3は、『スマスロ北斗の拳』(8万4000台。タイヨーエレック)、『ゴーゴージャグラー3』(3万8000台。北電子)、『アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-』(3万7000台。ミズホ)。トップ10にスマスロが6機種入り、好調ぶりがうかがわれた。

パチンコのメーカーグループ別の販売台数トップ5は、SANKYO(30万5000台)、三洋物産(14万1000台)、サミー(12万9000台)、京楽産業.(6万5000台)、ニューギン(6万3000台)各グループの順。6位の藤商事グループ(4万6000台)から10位のユニバーサルグループ(3万6000台)までは、1万台の中に5社が僅差で競い合っている状況だ。

パチスロのメーカーグループ別の販売台数トップ5は、サミー(19万5000台)ユニバーサル(12万台)、SANKYO(7万2000台)、北電子(5万1000台)、平和(4万1000台)各グループの順。6位の山佐グループは4万500台と、平和グループにわずかに及ばなかった。

発表会では、村岡裕之社長が2024年の販売実績を予想。順調に普及するスマスロに加え、スマパチも11月に導入された『e Re:ゼロから始める異世界生活 season2』(大都技研)が販売台数1万5000台と好調だったことや24年3月からラッキートリガー搭載機が登場することなどを期待要素として挙げた。

一方、ユニットの新札対応などによる設備投資の増加要素や、まだ底の見えないホールの減少傾向、型式試験の適合率の低さが改善されていないことなどから、「販売台数の大きな伸びは望めないのではないか」と述べた。

※各数値はパチンコビレッジの独自調査
※すべての集計は納品日が基準日
※メーカーは子会社等を含めたグループで集計
※端数は500台単位で集計

文=アミューズメントジャパン編集部

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