日電協の兼次理事長がパチスロの展望を語る「必ずやプレイヤーを魅了し、ホールにも喜んでもらえる」/回胴遊商
遊技日本2022年5月27日
回胴遊商は5月24日、都内文京区の東京ドームホテルにて令和4年度通常総代会・組合大会を開催した。議案審議では事業報告及び事業計画など全7号議案を審議し、全て原案通り可決承認された。
組合大会冒頭の行政講和では、警察庁生活安全局保安課の小堀龍一郎保安課長に代わり池田雄一課長補佐が代読。「旧規則機撤去の経過措置期間がほぼ満了したが、大きな問題がなく新規則機への入れ替えが進んでいると聞いている。これもパチンコ・パチスロ21世紀会の決議の元、協力・団結して計画的な取り組みを進めた結果」と評価し、中古機流通に関しては「最新の情報を踏まえた点検確認を確実に行うなど、中古機流通の基本を改めて徹底する必要がある。今後も中古機流通の安全を確保していただきたい」と引き続き中古機流通の安全を確保するよう求めた。
続いて挨拶に登壇した大饗裕記理事長は「8月を目処に中古機流通のWEB申請開始を予定している。中古機流通協議会の制度下の運用であることから業界団体の理解・結束が不可欠である」と述べたほか、7月の参議院選挙に自民党公認候補者として出馬を予定している木村義雄氏についても協力を呼び掛けた。
令和3年度事業報告では、安全で安心な労働環境の構築を実現し豊かな遊技環境を創造したこと、地域環境や時節に合わせて継続的な社会貢献活動を実施したことのほか、使用済み遊技機のリサイクルの推進と適正処理、依存問題対策に取り組んだことなどについて報告された。
令和4年度事業計画では、中古機流通事業等の運用改善の一環として、打刻申請や設置報告等の書類をオンライン化する「オンライン提出システム」の運用開始を予定とすること、回胴式遊技機の健全な流通と適正業務の徹底、広報活動の推進、闇スロへの流失防止などといった活動目標・活動計画が盛り込まれた。
続いての来賓挨拶では、今年7月の参議院選挙に出馬を予定している木村義雄氏、全日遊連の阿部恭久理事長、日電協の兼次民喜理事長からビデオメッセージによる祝辞が寄せられた。
中でも日電協の兼次民喜理事長は、パチスロの6.5号機及びスマートパチスロの現状に対して、「2,400枚規制においてMY管理から差枚数方式へと変更されたことはとても画期的なこと。しかし著しく射幸心を煽ることにもなるため、内規で3,600枚程度の規制をかけていく予定である」と述べ、「各メーカーでは、従来の有利区間上限3,000Gをより出玉のストーリーがつくりやすい有利区間上限4,000Gの差枚数機へと開発を進めているところであり、自信をもって拡販してほしい」と呼び掛けた。また電子部品不足の煽りを受けて、スマート遊技機用のユニット供給が間に合わない状況について、「スマスロは今年の11月、スマパチは来年の1月へと販売目標を変更した。スマスロに至ってはG数管理のない遊技機であり、適正な射幸性を守りながらも自由にゲーム性が表現できる性能となっている。必ずやプレイヤーを魅了し、ホールにも喜んでもらえると確信している」と述べた。