盛況のWeb展示会&セミナー閉幕
アミューズメントジャパン2021年9月21日
ダイコク電機は9月1日から14日までの2週間、特設Webサイトで展示会とオンラインセミナーを同時開催した。ホール運営の効率化と業績向上に役立つ製品・サービスを紹介したほか、講師陣が「飛躍」をテーマに講義。来場人数は約5300人に上った。
17に及ぶ製品・サービスを紹介するWeb展示会では、整列不要の入場抽選サービス「スマート入場システム」や、クラウドを用いたチェーン店管理システム「Claris Link」に多くの注目が集まった。
「スマート入場システム」は、遊技台の予約までできる新しい入場オンライン抽選。遊技客は簡単な操作だけで、開店時間前に並ぶ必要が一切なくなる。新しいアプリのインストールは不要。LINEのホール公式アカウントを友だち登録することで利用できる。
ホールとしても遊技客を整列させる準備や後片付けから解放される。予約だけで来店しない遊技客は、ブラックリストへの登録が可能。重複予約などの不正利用も防げる。
「Claris Link」は、ダイコク電機初のクラウドチェーン店管理システムだ。クラウドサーバに集約される各チェーン店のデータ、およびDK-SISやMarket-SISなどのデータを誰でもいつでも、デバイスを問わず確認できるようになる。業界を俯瞰するデータと比較・分析したデータを共有することで、社内の価値基準は統一される。リリースは今秋からの予定だ。
目から鱗のセミナーも開催
1コマ約90分のWebセミナーは、第一部が「2020年から21年の業界動向」「パチスロ6号機で業績を上げるカギ」、第二部が「パチンコ業績を飛躍的に向上させる機種管理フロー」「常識を覆す1個賞球機の飛躍的業績UP極意」だった。日替わりで登壇した講師陣は、片瀬宏之氏、成田晋治氏、服部祐治氏、片山統揚氏、竹河雅斗氏。
初日の第一部を担当した片瀬氏は、DK-SISデータから導かれた6号機AT機の業績の上げ方について言及した。「パチスロでは好業績機種をいかに早く見極めるかが重要。そう判断できる機種が未導入であれば導入に向けて行動し、導入済みであれば3台以上まとめて導入することが効果的」と説いた。
第二部の服部氏は、「パチンコ遊技機の導入から撤去までに確認すべき五つのポイント」「1個賞球機のアウトの伸ばし方」を解説。特に4円パチンコ内でシェアを増やす「1個賞球機」について、「3個賞球機の常識が通じないほどまったくの別物。3個賞球機よりもベースが低くなるため、同じ1000円スタートでも下限BYminを担保した管理が重要」と注意を促した。