遊技機メーカーが旧規則機の計画的撤去を呼びかけ
アミューズメントジャパン2020年8月31日
5月20日にパチンコ・パチスロ産業21世紀会が自主的な取組みとして決議した旧規則機の計画的撤去について、遊技機メーカーが取引先ホールに対して自社ホームページなどで決議事項の遵守を呼びかける動きが広がっている。
平和は8月26日に「業界団体の自主的な申し合わせ『決議事項』の遵守について」と題して「パチンコ・パチスロ産業21世紀会決議事項」の遵守を推進していく方針を説明。この業界ルールを遵守しない取引先には「お取引内容を検討させていただく場合がございます」としている。
北電子、山佐、パイオニアも相次いで同様の文書を公開。いずれも決議事項の遵守を推進していく方針を示した上で、仮に決議内容を遵守しない取引先があった場合は、「従来通りの営業活動に影響が出る可能性がございます」(北電子)、「お取引内容の精査を行ったうえで、従来と異なる対応をさせていただく可能性がございます」(山佐)、「お取引内容を検討させていただく場合がございます」(パイオニア)などの姿勢を示している。
これらの動きに先立ち日工組と日電協は8月25日、一部のホールで21世紀会の決議事項が守られていないことが確認されているとして、ホール団体に対して、所属の会員(ホール)への決議事項の遵守の徹底を要請する文書を発出している。