「pp奨学金」が2021年度の給付生募集
遊技通信2020年8月31日
業界有志が設立した学生支援プログラム「pp奨学金(パチンコ・パチスロ奨学金)」が、2021年度の給付希望者の受付を9月15日から開始すると発表した。
応募資格は2020年度に国内の大学院、大学、短期大学、専門学校、高等専門学校への進学予定者もしくはすでに在籍している者で、永住者、特別永住者を含む日本国籍を有する者のうち、経済的な理由で就学が困難な者、学業優秀であることなどが条件。書類選考と面接選考を経て、2021年4月から22年3月までの1年間に渡って月額3万円から5万円を給付する。応募期間は10月31日まで。募集要項など詳細は、pp奨学金のウェブサイトに掲載した。
「pp奨学金」は、元日遊協会長でフシミコーポレーション代表の深谷友尋氏や全日遊連の阿部恭久理事長ら業界の有志が、社会福祉法人さぽうと21の協力を得て2016年に設立。2017年にパイロット給付生として8名の学生に奨学金を支給して以来、返済を求めない給付型の奨学金制度として経済的に困窮している学生への支援を続けている。今年度は166名の応募者の中から44名に給付している。
奨学金の原資は遊技客から寄せられる「募玉」で、専用の募玉募金箱は8月現在で126店舗に設置。pp奨学金の事務局では、コロナ禍の影響もあり、進学や修学を断念する学生が増えることが懸念される状況にあるとし、「業界がpp奨学金を通じて貢献しうる意義は小さくない」として、理解と協力を求めている。