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執行部総辞職の都遊協、臨時総代会であらためて阿部理事長を再任 遊技通信2020年6月12日

東京都遊協は6月12日、都内水道橋の東京ドームホテルで臨時総代会を開催し、任期満了に伴う役員改選で阿部恭久理事長の再任を決めた。都遊協では、5月25日の政府の緊急事態宣言解除に伴い、都が独自に示した社会経済活動再開のためのロードマップで遊技場が「ステップ3」に位置付けられ、さらに1カ月間の休業協力要請が継続される見通しになったことを受け、その後の休業は個々の経営判断に委ねることを組合員に通知。あわせて、東京都の認可する協同組合として都の協力要請に応えられないことから、専務理事を除く執行部が総辞職していた。
 
総代会の冒頭、阿部理事長は、4月7日に緊急事態宣言が出されて以降、多くの店舗が休業要請に応えたことに感謝を述べ、「中には休業要請が出されているにも関わらず営業を続けた店舗があり、マスコミではパチンコ業界のみが休業要請に応えていないと扱われたこともあった。その報道には一部疑問もあったが、業界として足並みを揃えることの重要性を強く感じることになった」と挨拶。また、21世紀会で策定した感染症拡大予防ガイドラインの遵守を強く促し、「パチンコ店からクラスターを発生させないという強い気持ちを持って営業してほしい」と述べるなどした。

臨時総代会では任期満了に伴う役員改選で新理事及び監事を選任。その後の理事会で選考委員制により阿部理事長の再任を決めたほか、新任5名を含む15名の副理事長と専務理事を選出した。選考委員は、都遊協が発出した最後通告に従い、4月25日から政府の緊急事態宣言が解除された5月25日まで系列店を含めて休業を全うしたかどうかを考慮した。

全日遊連の理事長職も務める阿部氏は、5月22日に開催した全日遊連理事会で次期理事長候補者として選出されており、6月23日の通常総会当日に開催される全国理事会で正式に就任する予定。
 

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