「第33回未来っ子カーニバル」開催/大阪府遊連青年部会
遊技日本2019年12月26日
大阪府遊連青年部会(野口賀蔵部会長)は12月22日、大阪府門真市の東和薬品RACTABドーム(大阪府立門真スポーツセンター)にて「第33回未来っ子カーニバル」(南典孝実行委員長)を開催。大阪府下の児童養護施設等の児童福祉施設33施設と大阪交通災害遺族会の幼児から高校生までの児童ら計1,877名(引率職員を含む)を招待した。
未来っ子カーニバルは、事情があって家族と一緒に過ごす事が出来ない子ども達に、クリスマスの楽しい1日を提供して思い出づくりと子ども達の心身の健全な成長に寄与することを目的に、昭和62年から継続して実施している同青年部会最大の社会貢献事業。イベント運営は同青年部会をはじめ、大阪府遊協、関西遊商、回胴遊商、㈱エコフレンドリーといった業界関連団体・企業、そして地元の専門学校などからのボランティア計約470名によって行われた。
33回目となる今回は、「みんなの笑顔に会いたくて 未来につながる“ウインターキャンプ”」をテーマに例年の恒例催しのほか、2020東京オリンピックを目前に控えたRACTABドームという大阪随一のスポーツ施設での開催利点を活かし、アイススケートやスポーツ、音楽、ダンス、遊び等のコンテンツを盛り込み、子供たちの思い出に残る楽しい一日を提供するコーナーや催しが用意された。
開催前に南典孝実行委員長は、「子供たちが寂しさや辛いことを忘れ、笑顔になり明日から頑張ろうと将来の夢を語り、希望や志を抱くきっかけや動機になる未来っ子カーニバルにしたいと思う。全国に同じような境遇で暮らしている子供たちが約3万人いるということを伺い、この現実と児童の健全な育成を社会に広く周知して一人でも少なくしたいという思いから近隣の青年部会に声をかけ、本日は、兵庫、京都の青年部からも視察に訪れて来ることになっている」と話した。
野口青年部長からも「フィナーレである園対抗氷上ソリ競争、最後の見送りまで取材していただき、子供たちの健全な育成について一人でも多くの方々に伝えていただきたい」と報道陣に訴えた。
午前10時から関西シンクロLOVERSによるシンクロスケートのオープニングで幕を開け、南典孝実行委員長が挨拶。メインパーソナリティの森脇健二氏とともに開会宣言を放つと一斉に各コーナーを目指して子供たちが散らばり、未来っ子カーニバルがスタートした。メインのスケートリンクをはじめ遊具コーナー、カラオケ、ネイル体験など多彩な催しを楽しむ子供たちはお腹が減れば16種類の飲食屋台で食べ放題。約9,000食が用意された。
閉会式では、瀬戸野愛さんの歌唱とダンスチームの「RAYNE」による音楽とダンスのスペシャルステージの他、スポーツ種目で優秀な記録を達成した子供たちを表彰するなどクリスマスプレゼントをもらった子供たちの歓声で盛り上がっていた。
また、長年にわたり未来っ子カーニバルを開催し、児童福祉施設で生活する子供たちを招待して府児童福祉の向上発展に尽力した功績をたたえ、社会公共の福祉の増進に寄与したとして大阪府の吉村洋文知事より野口賀蔵部会長に感謝状が手渡された。