平和、第1四半期は77.4%営業増益 遊技機は減収減益もゴルフ事業が牽引
グリーンべると2025年8月8日
平和は8月8日、2026年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算を発表した。売上高は702億4,900万円(前年同期比97.4%増)、営業利益は153億5,300万円(同77.4%増)、経常利益は133億7,100万円(同53.2%増)、純利益は81億8,000万円(同45.3%増)となった。
遊技機事業は減収減益。パチスロ機の販売台数は『L麻雀物語』『L ToLOVEるダークネス TRANCE ver.8.7』などで1万2,699台(前年同期比約3,900台増)と伸びたが、パチンコ機は『e範馬刃牙』など計6,299台(同約4,600台減)にとどまった。これにより売上高は84億1,300万円(同2.3%減)、営業利益は13億8,400万円(同39.1%減)となった。パチスロ比率の上昇で売上総利益は微増したが、研究開発費の増加が利益を圧迫した。
主力のゴルフ事業は、前期に取得したアコーディア・ゴルフの業績反映に加え、来場者数・顧客単価が堅調に推移したことから、売上高618億3,500万円(同129.2%増)、営業利益147億3,600万円(同108.1%増)と大幅な増収増益となった。「Night Golf」や送風機付きカート「Cool Cart」の導入拡大など、多様なニーズや猛暑対策に向けた施策が奏功した。
通期業績予想は、売上高2,959億円(前期比102.9%増)、営業利益580億円(同109.5%増)、純利益231億円(同76.8%増)と従来見通しを据え置いた。ゴルフ事業ではインバウンド需要や女性・若年層ゴルファー獲得などによる収益最大化を図るほか、遊技機事業では新機種の積極投入で販売台数の拡大を目指す。