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都遊協が経営者研修会を開催 遊技通信2019年10月23日

東京都遊協は10月16日、都内中野の中野サンプラザで毎年秋の恒例行事となっている遊技場経営者研修会を開催した。
 
冒頭の挨拶で阿部恭久理事長は、各地に甚大な被害を及ぼした先の台風による被災者にお見舞いの言葉を述べた後、7月の参議院選挙の結果に触れ、「活動の必要性を十分に浸透させることができなかった。活動をリードする立場として反省している」と述べるなどした。さらに理事長は、パチスロ高射幸性機の設置比率を今年1月末までに15%とする自主規制を延期した昨年の決議について「苦渋の選択だった」とした上で、「それでもこの設置比率は順次、削減していくことになっている。間違ってもこの比率が上がるようなことがないよう進めていきたい」と述べた。
 
また理事長は、組合によるさまざまな活動や指摘される問題点の多くが依存問題と関連していることを指摘し、「これまでの依存症対策はあくまでも対症療法であり、基本法をみても依存は悪だという前提の対応になっている。依存症と依存の違いを見極める必要がある。現在、青年部会が取り組んでいる協議、研究を見守りながら、そのことを広く展開していきたい」と述べるなどした。
 
研修会では、警視庁保安課の高橋正樹風俗営業係長が行政講話を行った。席上、高橋係長は、依存防止対策への積極的な対応、広告宣伝の健全化、遊技機の不正改造防止などを要請。特に広告宣伝に関して、悪質巧妙化した手口が散見されるとした上で、厳しく対処していく考えを示した。また、都内における無承認変更事案では、従業員の認識不足に起因するものが多いことを指摘し、注意を促した。
 
さらに当日は、日本ボクシングコミッション試合役員会の吉田和敏会長による特別講演が行われたほか、「心のバリアフリー」サポート企業・好事例企業の募集について都の福祉保健局による説明、「pp奨学金」の趣旨説明などがあった。
 

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