岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合は6月22日、岡山市の岡山プラザホテルにおいて2026年度の通常総会を開催。併せて岡山県パチンコ・パチスロ業防犯協力会の総会も開催された。総会は組合総数39のうち出席18、代理人および委任状提出数14の合計32で有効に成立。総会では、2025年度事業報告や2026年度事業計画など5議案が上程、審議された。任期満了に伴う役員改選では、千原行喜理事長の続投が決まった。
当日は総会に先立ち、同組合が昭和40年から出資している一般財団法人岡山県青少年財団(末長範彦理事長)による助成金・補助金贈呈式が行われた。助成金交付では岡山県産業教育振興会など14団体へ計147万円が、補助金交付では岡山県少年警察協助員会連合会など14団体へ計154万円が贈呈され、これで設立時から本年までの寄付受取総額は2億4,250万円となった。また岡山県警察本部へは少年非行防止グッズとしてウェットティッシュ6,600個が贈呈された。
総会では、冒頭挨拶に立った千原理事長が「客足は未だコロナ前に戻らない中、電気代や人件費、遊技機価格などの高騰で依然として厳しい経営環境が続いている。当組合でも5店舗が減少し、88店舗となった。そんな中でも業界としては、ギャンブル等依存症対策を積極的に推進するのはもちろん、スマート遊技機の導入やお試しプレイ、推しの日、パーパス“遊びの力で、心を元気に“の発信などに取り組むほか、岡山県においても本年3月には、全国初となる岡山県キッチンカー協会との災害時駐車場利用協定を締結し、被災者へキッチンカーによる温かい食事を提供するというその取り組みは大きく報道された」と県内外での業界の活動を評価。また今月9日に行われた自民党遊技産業議員連盟の総会についても「国会議員55名、代理出席19名、関係省庁からも計17名の官僚が参加し、総勢300名を超える規模となった。総会では高市早苗首相が新たに相談役に就任され、外国人雇用の緩和についても省庁側から“まずは小さな一歩でも、一切認めてこなかった扉を新たに開く“という極めて前向きな方針が示された」と報告があった。
続く祝辞では、岡山県警察本部の難波隆弘生活安全部長が「貴組合におかれては、日頃より防犯対策用電話録音機の寄贈、デジタルサイネージを活用した特殊詐欺被害防止の啓発に加え、昨年は夜間の侵入者に対し威嚇機能を有するセンサーライトも贈呈いただくなど、地域社会貢献への積極的な取り組みをされており感謝を申し上げる」と評価。遊技業界については「業界の健全な発展に向けてご尽力をされている一方で、社会問題としてクローズアップされるぱちんこへの依存症問題、遊技機の不正改造事犯や賞品買取事犯など健全化を阻害する要因も存在する。こうした現状に対し、適切に取り組みを進めていただきたい」と要請した。
また、岡山県警察本部生活安全部生活安全企画課の中務公弘課長の講話では、「業界が取り組むべき課題は数点ある。1点めは、のめり込み・依存症対策について。ぱちんこ店への入店を制限する自己申告・家族申告プログラムを積極的に導入いただいていると承知しているが、引き続きプログラムの実効性の確保へ向けた取り組みを進めていただきたい。2点めは、各種ガイドラインの遵守について。業界において各種ガイドラインを策定されているが、業界内の全ての人々がガイドラインの趣旨を理解し、もし抵触する行為があれば業界内での自浄機能が発揮されることが重要。引き続き周知徹底をお願いしたい。3点めは、児童の車内放置事案の防止。全国的には毎年のように児童が車内に残されたまま熱中症等で死亡する痛ましい事案が発生している。こうした事案を発生させないよう、児童が乗車した車両を入場させない、店内アナウンスによる注意喚起、スタッフによる定期的な駐車場巡回などの徹底をお願いしたい。4点めは、不正防止対策について。全国的には遊技機の不正改造事犯や賞品買取事犯が未だ発生している。これらは射幸性の適正管理を侵害し、賭博との一線を画す上で根幹となる規制に違反するもの。本年3月より遊技機の変更承認に伴う実地調査の適正化および合理化を実施しているが、この趣旨は不正改造の防止であり、これら事犯の根絶に向けた取り組みをお願いしたい」と述べた。
議事では、全5議案を審議し可決承認した。第4号議案では「任期満了に伴う役員改選の件」が審議され、千原理事長が再任され続投が決まったほか、副理事長では三井浩一氏、中村雅則氏が再任されたのに加え、新たに文孝幸氏が選任された。また常務理事でも新たに高橋美文氏が選任された。
総会後に行われた祝賀パーティは、岡山市ぱちんこ・パチスロ店組合、岡山市ぱちんこ・パチスロ防犯協力会も合わせて開催された。冒頭、岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合から日本赤十字社岡山県支部へ寄付金の贈呈が行われた。
来賓祝辞では、会場に駆けつけた逢沢一郎衆議院議員が「遊技産業のGDP規模は、AIによる検知では16兆円とある。日本の産業と雇用を支えるたいへん大きな日本の柱の一つであり、自信と誇りを持ってご活躍いただきたい。また災害への備えも重要。ひとたび事が発生した時に、駐車場でキッチンカーによる温かい料理が提供されるのは素晴らしい協定だ。また動物愛護の観点からも、ペットと一緒にパチンコ店の駐車場へ避難させていただけないか、とのお願いをこれから相談にいかなければならないとも考えている」と祝辞を述べた。続いて大森雅夫岡山市長、笠原和男岡山県副知事、太田正孝岡山県議会議長、田口裕士岡山市議会議長、全日遊連の阿部恭久理事長らが登壇し祝辞。回胴遊商の大饗裕記理事長の乾杯の挨拶で祝賀パーティは華やかに始まった。
※回胴遊商理事長の大饗(おおあえ)の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合があります。






