兵庫県パチンコ・パチスロ協同組合は6月12日、神戸市中央区のANAクラウンプラザホテル神戸において第58回通常総会を開催。当日は、併せて兵庫県パチンコ・パチスロ組合連合会69回定時総会、兵庫県パチンコ・パチスロ組合防犯協力会47回定時総会も開催された。

総会は組合員数111名のうち出席者23名、委任状61名の計84名で過半数を超えて成立。冒頭、挨拶に立った平山龍一理事長は、遊技機や周辺機器の高騰による厳しい経営状況を指摘し、2020年に過去最低となったファン人口の750万人にまだ届いない現状を語った。また、各種ガイドラインの制定やLT機の導入、変更承認申請時における実地調査の一部省略の運用といった業界を取り巻く環境変化の流れをより強固にしていくために、のめり込み・依存症防止対策の推進、各種ガイドラインの適切な運用の徹底を呼びかけ、「今後も行政担当者との連携を図りつつ、業界の健全化に向けた自主的な取り組みを継続するとともに、お客様が楽しい時間を過ごせる空間になるよう努めていきたい。これからも各種課題への挑戦を恐れず、地域に存在する意義や役割が多くの県民に認知されるよう社会貢献を積極的に推進していく」と所感を述べた。

来賓祝辞では、公務中により出席の叶わなかった兵庫県の齋藤元彦知事に代わり、兵庫県県民生活部の喜多和美次長が登壇。「貴組合では、は~とふるふぁんどの実施や福祉車両の寄贈をはじめ、地域安全まちづくりへの支援など、幅広い社会貢献活動を継続されていることに深く感謝する。さて、地域に目を向けると、特殊詐欺の認知件数と被害額が過去最多を更新し、県民の安全・安心を脅かす事案が増えている。そのため、高齢者への固定電話の自動録音の配布や、AIを活用した体験型講習会など、県民誰もが安全・安心に暮らせる取り組みを強化している。誰もが安全・安心に暮らせる地域社会の実現に向け引き続きご支援、ご協力を賜りたい」と知事の祝辞を代読した。

続いて、兵庫県警察本部生活安全部の仁科年正部長が壇上に立ち、各地域における防犯活動への積極的な参画や、社会福祉貢献に対して改めて敬意を表した上で、業界へのお願いとして3点言及した。「1点めはギャンブル依存症対策の実効性の確保について。各店舗に配置されている安心パチンコ・パチスロアドバイザーの活動が、単なる形式的な対応に終わることがないよう実効性のある、一歩踏み込んだ対策をお願いしたい。2点めは、射幸心の抑制と広告宣伝の適正化について。自主規制の枠組みを形骸化させることなく、節度ある運営を徹底していただきたい。3点めは不正を許さない組織体制の確立について。遊技機の不正改造や賞品買い取り事案については、法令に触れる行為であり厳格な自浄作用を発揮していただきたい」と要請した。

組合事務局永年勤続事務員の表彰式を挟み、議事審議では全7議案が上程され、全て原案通り可決承認された。議事の中では、兵庫県パチンコ・パチスロ協同組合の社会福祉事業の一環として、平成26年4月に明石市に開園した「すばる保育園」での活動も報告された。任期満了に伴う役員改選では平山理事長を再選。「また新たな2年が始まる。これからも全日遊連と連携を強化し、情報発信の迅速化を図っていく。今後も引き続き皆様のご支援、ご協力をお願いしたい」と決意を示した。