全日遊連が記者会見、執行部が選挙戦を振り返る
遊技日本2025年7月24日
全日遊連は7月23日、都内港区の第一ホテル東京で全国理事会に伴う記者会見を開催。決議事項は、参与の承認や新理事・新参与の所属委員会、暴力団対策特別委員会の委員の承認の件で、いずれも承認された。
理事会後の会見では、7月1日付で新たに就任した松谷輝夫事務局長が紹介され、広告宣伝違反が寄せられる情報提供システムでの処理件数は6月末時点で3,706件、そのうち1,070件に是正勧告したと報告。このほか「みんなのパチンコ・パチスロサミット2025×ファン感PACHI-PACHIキャンペーン」について、ファン感の抽選くじに楽曲がダウンロードできるQRコードが印字される旨を周知した。
体調不良で欠席した阿部恭久理事長に代わり、会見に臨んだ平川容志副理事長は参院選の結果に対して「大阪の得票数が想定よりも低く残念な思いもあったが、自民逆風の中で我々の基礎票が9万票近くあることが初めて明らかになった。前回の選挙と比べる人もいるが、まず国会議員はこの基礎票が大きく違う。次回の候補者などは全くの未定だが、今回分かった基礎数をベースに今後の舵取りを考えていくことになる」と見通しを示し、同席した平岡聖教副理事長は「まず前回の木村義雄先生の時とは店舗数が違うものの、確かに熱量はあった。しかし、我々が従業員へ思いを届けられなかったのも事実。一つにまとまった業界が経験値を積みながら、さらに結束を強固にしていく必要がある」と振り返った。
経営委員会で現在協議中の新規客獲得施策「0円営業」については、各県からの意見集約がまだできていないとして、行政側とも引き続き協議を進めていくとした。