美希企画などが破産手続き開始決定受ける(山形県)
遊技通信2025年7月24日
民間信用調査機関によると、山形県などでホール運営をしていた美希企画と関係会社の善山が7月16日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことが分かった。
美希企画は、1991年に渋谷区で設立された後、北九州市に本店を移転。1992年には米沢市に本店を移転し、ホール「ゴールドフラッシュ」をオープンさせた。しかし、1998年頃には店舗拡大による借り入れ負担で資金繰りが厳しくなり、金融機関へ返済条件の変更を求めての運営となっていた。翌1999年にメインバンクが破綻した後は資金調達が困難となり、本店以外を閉店した一方、遊技機の入れ替えなど設備投資を行えない状況で、2018年には事業を停止していた。
関係会社の善山は1997年に設立され、同年に南陽市のホールを取得し、「パーラーPAN」として運営していた。県外にも出店したが、美希企画と同様にメインバンクの破綻により随時閉店させ、最終的には本店のみの営業となっていた。設備資金の調達ができないなか、2020年には事業を停止していた。
負債は、美希企画が約33億円、善山が約19億8,500万円、2社合計で約52億8,500万円。