日遊協中部支部、子どもの車内放置撲滅に向けたキャンペーンを実施
グリーンべると2025年7月24日
日遊協中部支部は7月16日、名古屋市港区の《KEIZ 港店》にて、「子どもの車内放置撲滅キャンペーン」を実施した。
この取り組みは、夏季に多発する子どもの車内放置事故を未然に防ぐため、地域の関係機関と連携して行われたもので、今年で10回目を迎える。当日は、愛知県港警察署や名古屋市西部児童相談所、名古屋市港区役所、港区少年補導委員会の関係者に加え、日遊協中部支部役員、関連団体、メーカー、ホール関係者など総勢24名が参加した。
キャンペーンでは、「やめて!子どもの車内放置」と書かれたタスキを身につけた参加者が、ホール駐車場内を一台ずつ巡回し、ライトで車内の安全確認を実施。また、「子どもを連れて来ちゃダメ」「子どもの車内放置は児童虐待行為です」と記載されたチラシを配布するなど、来店客への啓発活動も展開した。立体駐車場のエレベーター周辺には「子ども連れでの駐車場入場禁止」を呼びかけるポスターも掲出し、周知徹底を図った。
今回の活動では異常は確認されなかったが、日遊協中部支部副支部長の榎本悟氏は、「平成24年に発生した乳児の車内放置による死亡事故を教訓に、翌年から本格的な取り組みを始めた。今後も巡回と啓発を続け、同様の悲劇を繰り返さないよう努めていきたい」と語った。
なお、同キャンペーンの第2回目は8月8日に予定されている。