日遊協中部支部 パチンコ店駐車場での子どもの車内放置撲滅を目指すキャンペーン、名古屋で実施
遊技日本2025年7月23日
日遊協中部支部は7月16日、名古屋市港区の「KEIZ 港店」にて「子どもの車内放置撲滅キャンペーン」を開催した。愛知県港警察署、名古屋市西部児童相談所、港区役所などの関係者や、中部遊商、回胴遊商中部・北陸支部などの業界団体、ホール関係者ら計24人が参加し、子どもの車内放置による事故の防止を訴えた。
このキャンペーンは、2012年に中部地区のパチンコ店駐車場で乳児が車内に放置され死亡する事故が発生したことを受け、2013年から始まった。コロナ禍で一時中断していたが、一昨年から再開し、今回で10回目となる。毎年7~8月を「特別強化期間」と位置づけ、夏場の車内放置事故を未然に防ぐ取り組みを続けている。
当日は、参加者が「やめて!子どもの車内放置」と書かれたタスキを着用し、駐車場の車を一台ずつライトで照らして点検。来店客には「子どもを連れて来ちゃダメ」「子どもの車内放置は児童虐待行為です」と記されたチラシを配布し、啓発活動を行った。また、立体駐車場のエレベーター周辺には「子ども連れての駐車場入場禁止」のポスターを掲示。愛知県の夏の防犯活動に合わせ、車上荒らしや自転車盗などの車両関連犯罪の抑止パトロールも実施した。この日は異常は見られなかった。
日遊協中部支部の榎本悟副支部長は「2012年の痛ましい事故を二度と繰り返さないよう、巡回と啓発を継続する」と決意を述べた。次回は8月8日に第2回キャンペーンを予定している。