セミナーでお盆に向けた営業について提言|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2025年7月24日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が7月18日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で38回目。
講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長。セミナー冒頭で6月のパチスロ市場を振り返った。6月に導入された新機種は、スマスロ10機種。増産された2機種も合わせて販売台数は5万8500台だった。6月末時点のスマスロ機の設置比率は55.1%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは81.6%(前月比+1.1%)にアップした。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合実績シェアランキングでは、トップ25に6月導入の新機種が2機種ランクイン。『スマスロ デビル メイ クライ5』が10位、『いざ!番長』が14位にランクインした。また、先月登場した『L ToLOVEるダークネス TRANCE ver.8.7』が圏外の33位から21位にジャンプアップした。
今回のトピックは最大9連休にもなる「2025年お盆営業提言」。池上係長は、お盆期間中に集客するために「ゴールデンウィークに向けた営業と変わらず、今のうちから平日のベース設定を上げ、お客様に設定が入っていることを認識させることが重要」と話す。
特集ではメイン機の「設定1」と「設定2」の出玉率・平均稼働のデータを比較。機種によって多少の違いはあるものの、出率差は約1%で稼働差が約1000枚と、確実に稼働の違いが出る部分であることを解説した。また時間帯別の稼働グラフもまとめ、「『設定2』の動きが良いことは間違いない。旬を過ぎた人気機種に関しては、設定に敏感に反応が見られる」と話し、まとめとして「お盆営業の稼働を最大化させるためには、今から平日に種まきをしておくこと。単発的に高設定を一気に投入するのもありだが、コツコツと背伸びをしない営業で、地道に顧客拡大を目指す方が建設的。まずはベース配分から考えていくこと」と締めた。
次回セミナーは8月22日14時からを予定している。
文=アミューズメントジャパン編集部