大阪府遊協が通常総会、平川理事長を再任
遊技通信2025年6月30日
大阪府遊技業協同組合(大遊協、平川容志理事長)は6月27日、大阪市のシェラトン都ホテル大阪で通常総代会を開催し、任期満了に伴う役員改選で平川理事長を再任した。
開会冒頭に大阪府警察本部生活安全部の多久竜一部長による来賓祝辞が行われ、多久部長は「のめり込み・依存防止対策の推進」と「広告宣伝ガイドラインの徹底」の2点を要請。IRの開場が大阪で予定されていることや、ギャンブル等依存対策推進基本計画が改正されたことに触れた。自己申告・家族申告プログラムの利用拡大や店舗間の適切な情報共有とともに、趣旨を逸脱している事例が散見される広告宣伝ガイドラインの周知徹底を求めた。
続いて挨拶した平川理事長は、業界が行ってきた依存問題への対応や適正営業に向けた自主的な取り組みが行政当局に評価されたことで段階的な規制緩和が図られているとの認識を示した。「自己申告・家族申告プログラムをすべての組合員ホールに導入するとともに、アドバイザー講習会を開催するなどして、ホールにおける相談体制の強化に努めている」と述べ、依存問題への取り組みを引き続き推進していく旨の考えを示した。
議事では上程案件をすべて可決承認し、任期満了に伴う役員改選では理事・監事を選出。平川理事長が再任されたほか、副理事長6名、専務理事、会計理事からなる執行部を決めた。再任された平川理事長は、厳しい経営環境にあるものの、業界の発展のためになにごとにも真摯かつ果敢に取り組む決意を表明した。
また総会に先立ち、大阪市指定喫煙所指定制度への協力に対する感謝状が、大阪市より贈呈された。