新潟県遊協が第74回通常総会開催、朴理事長が再選
グリーンべると2025年6月17日
新潟県遊協は6月12日、新潟市中央区の新潟グランドホテルで第74回通常総会を開催し、役員改選で朴永雅(ぱく・よんあ)理事長を再選した。朴理事長は2期目となる。
朴理事長は、業況の厳しさに触れつつ、スマート遊技機の普及や各種ガイドラインの整備など、明るい兆しも見え始めていると指摘。「業界のパーパス『遊びの力で心を元気に』を胸に、地域から支持される業界を目指していきたい」と述べ、組合運営に対する協力を求めた。
一方、来賓として出席した新潟県警察本部生活安全部の小森也寸志部長は、県内の治安情勢を解説するとともに、特殊詐欺が増加している状況に警戒感を表明。「景気と犯罪件数は負の相関があり、明るい気持ちを持てる社会の実現が重要」とし、「遊技場は明日への活力を提供する存在。健全な運営に力を尽くしてもらいたい」と呼びかけた。
議案審議では、定款の一部改正を決議。暴力団排除条項の明文化をはじめ、会計規定、理事の定数見直しなどが行われた。また組合員数の減少を踏まえ、理事の定数を従来の12名以内から9〜10人へ変更するほか、副理事長の定数も柔軟化する方向で修正された。
朴理事長は締めくくりの挨拶で、「新紙幣対応や輸送費の高騰など困難な状況が続く中、業界の原点を再認識し、社会貢献や依存対策などにも力を入れていく必要がある」と述べ、組合員に対する感謝と、今後の協力を重ねて訴えた。