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九州遊連が定時総会、被災地・熊本で“この街にパチンコ・パチスロ店があって良かった”と認められる九州へ向け結束 遊技日本2025年6月12日

九州遊連(九州地区遊技業組合連合会)は6月11日、熊本市内の熊本ホテルキャッスルにて2025年度・第109回定時総会を開催した。総会は出席者363名で九州遊連規約第16条に基づき成立、全7議案が審議された。

冒頭の表彰式では、松尾道彦会長より退任した大分県遊協の木下哲二前理事長ら4名へ感謝状を授与、続いて熊本県遊協の藤井俊博理事長ら29名へ表彰状が贈られた。

挨拶に立った松尾会長は、昨年の能登半島地震を振り返りながら「ここ熊本でも9年前に地震が発生し甚大な被害を受けたが、見事に復興を遂げられた。近年、TSMC特需と呼ばれ非常に活気あるこの熊本の元気をいただき、九州全体にその経済効果が波及するよう期待したい」と心境を述べた。

さらに、ファン人口と店舗数の減少など業界を取り巻く環境に言及。「我々は、社会貢献として清掃活動・交通安全運動・暴力追放運動など地域に密着した活動を各県で行っており、パチンコホールを大規模災害時の避難拠点として提供する取り組みも進んでいる。その他、子どもの車内事故防止の徹底や夏の酷暑避難場所としてのホール提供など、地域市民に“この街にパチンコ・パチスロ店があって良かった”と言っていただける実効性のある活動を継続しながら、本年度も業界の取り組みや魅力を幅広く発信し、“遊びの力で、心を元気に“を合言葉に、九州一丸でさらに盛り上げていく」と抱負を語った。

続く来賓祝辞では、全日遊連の阿部やすひさ理事長が登壇。日本生産性本部が昨年発表したレジャー白書2024に触れ、業界が持続的に発展していくためには減少し続ける遊技人口への対応が不可欠だと指摘した上で、「業界が掲げたパーパス“遊びの力で、心を元気に”は、業界の存在意義を改めて見つめ直し、社会からのご理解と共感を広めるのが目的。産業全体としてこうした理念を掲げる取り組みは、他の業界にはない私たち独自の挑戦だ。日本は非常に災害が多い国であり、災害時にはパチンコ・パチスロ店を防災拠点として活用いただき地域の安心・安全を守る拠点とすることで、地域の皆様から“この街にパチンコ・パチスロ店があって良かった”と言っていただける存在となり、従業員の皆様にも誇りを持って働ける産業となるよう、今後もパーパスの実効性を高める取り組みを推進して参りたい」と力を込めた。

議案審議では「2024年度事業概況」や「2025年度事業計画(案)」など全7議案を審議し、全て可決承認された。第5号議案の役員選任では、大分県遊協の木下哲二前理事長に代わり同県遊協の岩田憲行現理事長が新たに選任された。なお、事業概況で伝えられた九州地区営業実態は以下の通り。

総会終了後の祝賀会では、第一部として特別来賓として駆けつけた熊本県の木村敬知事、熊本市の中垣内隆久副市長、熊本県警察の佐藤昭一本部長が祝辞を述べた。

木村知事は「九州遊連におかれては日頃より、地域の安全・安心を守る活動をはじめ地域の福祉団体への支援など、熊本県遊協で言えばこども食堂や、福祉施設への支援、日本赤十字社への支援、交通安全活動など、福祉、医療、防犯と様々な分野においてお力添えをいただいていることに感謝申し上げたい。熊本県は日本で唯一、県庁所在地ならびに100万人経済都市圏が全て、水道が地下水で賄われている。この阿蘇の草原、水源を守る活動を現在計画中だが、この取り組みに他の事業者に先駆けて最初に熊本県遊協が協力する姿勢を表明いただいた。重ねてその志に感謝申し上げたい」と謝意を表した。

中垣内副市長は「福祉団体への寄付金贈呈や交通安全運動など日頃の活動に感謝申し上げる。記憶に新しいのは障害者雇用分野において、熊本県遊協が賞品にシールを貼る作業を障害者支援施設に委託され、社会参加や自立にもつながる非常に有意義な活動だったと聞き感銘を受けた。今後とも遊技業界の皆様には、行政の良きパートナーとして引き続きお力添えをいただきたい」と話した。

佐藤本部長は「防犯や被害者支援、暴力団追放に関し毎年多大な寄付をいただいていることに御礼申し上げる。業界では“遊びの力で、心を元気に”というパーパスの下、様々な取り組みを積極的に続けておられるものと承知している。その一つは各種ガイドライン。自らの意思で策定し、業界としてより厳しい自主規制の下、健全な営業を続けていくことこそ県民に信頼される業界への道だと考えている。ギャンブル依存症対策など問題は山積しているが、業界が健全な娯楽産業として発展していくためには避けて通れないもの。今後とも真摯に取り組んでいただきたい」と述べた。

社会貢献寄付金贈呈式では、はじめに松尾会長より熊本県(阿蘇地域地下水涵養基金)、一般財団法人熊本市国際交流振興事業団へ、続いて熊本県遊協の藤井俊博理事長より公益社団法人くまもと被害者支援センター、公益社団法人熊本県暴力追放運動推進センター、公益社団法人熊本県防犯協会連合会、公益社団法人熊本県スポーツ協会へ、最後に熊本市遊協の岩下洋三理事長より日本赤十字社熊本県支部へ、寄付金が贈呈された。

祝賀会の第二部では、今年の幹事県である熊本県遊協の藤井理事長より「ようこそ熊本県へ。熊本は阿蘇五岳を望む景観、天草の島々、水前寺公園の湧水、そして復興を遂げつつある熊本城がある。食では馬刺しやラーメン、あか牛など“うまかもん”がいっぱいある。日本酒や焼酎も素晴らしい。地元の文化と人の温かさに触れていただき、楽しく歓談していただきたい」と歓迎の挨拶があった。

続く来賓挨拶では、代表して衆議院政治倫理審査会会長で遊技産業議員連盟会長の田中和徳衆議院議員が登壇。田中衆議院議員は「皆様の社会貢献や健全なレジャーがどれほど多くの人たちを救い、明日への活力を見出しているか。“遊びの力で、心を元気に”のパーパスが、どれだけ多くの人々へ福音をもたらすワードであるか。業界には解決すべき問題はたくさんあるが、業界がもっと社会的評価を得られるよう尽力して参りたい」と力強く語った。

壇上では田中衆議院議員や阿部理事長をはじめ、木村敬熊本県知事や九州沖縄7県の遊協理事長など21人が法被姿で登壇し、鏡開きが行われた後、熊本県警察本部の松見恵一郎生活安全部長の乾杯の音頭で宴が開始。サプライズゲストとして、アーティストの嶋大輔氏も駆けつけ「男の勲章」など3曲を披露するなど大いに盛り上がりを見せた。

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