九遊連が定時総会、ファンの回復・拡大などの取り組みを推進
遊技通信2025年6月11日
九州地区遊技業組合連合会(九遊連、松尾道彦 会長=長崎県遊協理事長)は6月11日、熊本市の熊本ホテルキャッスルで第109回定時総会を開催した。
冒頭に挨拶した松尾会長は、ファン人口の低下と店舗数の減少に歯止めがかからない状況が続くなか、各種ガイドラインによって幅広い遊技ができるようになったとしたうえで、「業界の魅力や取り組みを幅広く発信しながら、「遊びの力で心を元気に」を合言葉に九州が一つとなって業界を盛り上げてまいりましょう」として協力を呼びかけた。
来賓祝辞に立った全日遊連の阿部恭久理事長は、九遊連の支援によって全日遊連の施策を円滑かつ的確に進めることができているとして謝意を示したほか、遊技産業が一層の認知と理解向上を得るためにはパーパスの役割が大きいとし、パーパスの実効性を高める取り組みを推進していく旨を示した。
議事では上程案件をすべて可決承認し、役員選任の件では大分県遊協理事長の交代に伴って岩田憲行氏が副会長に選任された。事業報告で九州8県の各組合が行った依存対策、不正排除、社会貢献活動が報告されたほか、事業計画では、「パチンコ・パチスロファンの回復・拡大」「安定したホール経営の推進」など6項目からなる基本方針・施策、「お客さまに安心して楽しんでいただける遊技環境の構築」「ガイドラインに沿った広告宣伝及び賞品の提供方法の適切な運用」など9項目を継続的重点事項とする2025年度事業計画を決めた。なお、宮崎県遊協が「宮崎県パチンコ・パチスロ協同組合」に名称変更をしている。
祝賀会では、特別来賓として熊本県の木村敬 知事、熊本市の中垣内隆久 副市長、熊本県警察本部の佐藤昭一 本部長が出席。祝賀会では恒例の社会貢献寄付金贈呈式も行われ、熊本県や熊本市国際交流振興事業団など7団体に浄財が贈られた。