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京都府遊協が通常総会、白川鐘一氏が理事長勇退、後任は杉本潤明氏 遊技日本2025年6月9日

京都府遊協は6月6日、京都市上京区の京都ブライトンホテルにて第61期通常総会を開催。併せて京遊連第72回通常総会及び京遊防第39回通常総会も開催された。総会では全6議案について審議し、すべて原案通り可決承認された他、役員改選で新理事長に杉本潤明氏を選出した。

冒頭の挨拶で白川鐘一理事長は、業界を取り巻く環境について危機感を示した上で「このような状況の今だからこそ、パーパス『遊びの力で、心を元気に』の下、パチンコ・パチスロ遊技が国民から親しまれ、幅広い層から支持される真の大衆娯楽となるための環境づくりが必要。皆様が一致団結して取り組めば、必ず業界の未来は開けると確信している」と力強く語った。

来賓祝辞では、全日遊連の阿部やすひさ理事長が登壇。この日をもって京都府遊協理事長を勇退し、相談役に就く白川理事長に直接感謝を伝えたかったとして、これまでの全日遊連での功績を称えた。遊技業界をより良くするために「国民から街にパチンコ店があって良かったと理解されることを目指したい」と語り、各種ガイドラインの遵守徹底を呼び掛けた。

議長団に坂本真吾副理事長、新井丈博理事、金本鎮吾理事の3名を選出して行われた議案審議では、事業報告など上程された6議案をすべて原案通り可決。令和7年度事業計画では、「パチンコ・パチスロ依存問題対策の推進」「地域に必要な存在としての社会貢献活動の推進」などの他、「子ども虐待防止の取組推進」や「業界における障がい者雇用の促進」など全12項目を継続的重点推進事項に掲げた。

任期満了に伴う役員改選の件では、杉本氏が新理事長に選任。退任理事に対して改めて敬意を表し、「20年ぶりの理事長交代となる。たくさんの人たちで知恵を出し合い、皆のための業界・組合にできるように執行部一同、粉骨砕身の覚悟で取り組んで参る所存」と抱負を述べた。

続いて、京都府の西脇隆俊知事の祝辞を京都府健康福祉部の南部慎一副部長が代読。社会福祉の向上や犯罪被害者等支援のための多額の寄付や全国車椅子駅伝競走大会の協賛、さらに「ドナルド・マクドナルド・ハウス京都」の開設に対しての支援など、長年に渡る多大な貢献に改めて謝意を示した上で「今後とも身近で手軽な大衆娯楽として、地域に愛され多くの方の信頼と支持を得ながら、業界のみならず地域社会全体の発展にご貢献いただくことを期待申し上げる」と読み上げた。

また、京都府警察本部生活安全部の谷正徳部長も、日頃の特殊詐欺被害防止や地域の犯罪情勢に応じた被害防止施策に謝意を示し、業界の健全営業に関しては、広告宣伝の運用とのめり込み・依存防止対策の2点に言及。特に広告宣伝の運用については、ガイドライン策定後も不適切な広告宣伝として是正勧告を行った事例が全国的に後を絶たないと指摘。「皆様が店舗に対し適切に指導されていることは承知しているが、警察庁通達やガイドラインの趣旨を踏まえ、引き続き広告宣伝の健全化に向けた取り組みを進めていただきたい」と祝辞を述べた。

総会では、社会福祉の重要性を深く認識し多額の寄付を行ったとして、公益財団法人京遊連社会福祉基金に対し、京都府より感謝状が贈られた。また白川前理事長には、感謝の花言葉をもつピンクの薔薇が年齢に合わせて74本用意され、あたたかい拍手が贈られた。

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