オンカジでパチンコ配信したYouTuberを逮捕|茨城県警
アミューズメントジャパン2025年4月9日
茨城県警察本部は4月8日、国外で開設されているオンラインカジノ「K8」でパチンコ・パチスロを違法にプレイする様子を著作権者らの許諾なく動画投稿サイト・YouTubeで配信したとして、岡山市内に住む会社役員など3人を著作権法違反の疑いで逮捕した。
茨城県警によると、違法遊技と撮影を行う人物、動画を作成・編集する人物などの役割分担を行い、共謀して動画を無断公開していた疑いが持たれているという。また今回摘発された一部の被疑者は、今年1月30日にオンラインカジノにおける常習賭博の容疑で岡山県警に逮捕されていた。
一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の広報に掲載された日工組と日電協のコメントでは、「パチンコ・パチスロメーカーは実機に搭載されている画像・映像・音楽等の著作権を有し又は原著作者からの許諾を得て、当該実機を製造・販売しているが、オンラインカジノにおける違法遊技のため実機映像をストリーミング配信することに伴う公衆送信及び、オンラインカジノにおける違法遊技の様子を紹介する等の動画投稿・配信の公衆送信を一切許諾していない」としている。
また「遊技行為が賭博となるオンラインカジノにおいて、違法遊技のための実機映像のストリーミング配信によって著作権侵害行為が生じていること、加えて動画サイト等の紹介を通じて更なる著作権侵害行為が発生し、賭博犯罪をも助長していることは、著作権侵害行為の抑制に努めるACCSにとって、また関係法令を徹底して遵守し適法かつ健全な遊技を一丸となって推進するパチンコ・パチスロメーカーにとって絶対に容認できないもの」とし、「本件につき告訴した5社を含め、ACCS会員のパチンコ・パチスロメーカー15社はACCSを通じて本件の共同対応を進めてきた。オンラインカジノにおける違法遊技のための実機映像のストリーミング配信行為そのものを廃絶すべく権利者としてさらなる対策を講じていく」とコメントした。
共同対応メンバー(ACCS会員)のパチンコ・パチスロメーカー15社は以下の通り。
株式会社オリンピア/株式会社平和、株式会社カプコン、株式会社北電子、京楽産業.株式会社、サミー株式会社、株式会社SANKYO、株式会社三洋物産、株式会社サンセイアールアンドディ、株式会社大一商会、株式会社大都技研、株式会社ニューギン、株式会社藤商事、山佐株式会社、株式会社ユニバーサルエンターテインメント
文=アミューズメントジャパン編集部