| P-WORLDとは | ご利用案内 | 会社案内 |
パチンコ店情報 機種インデックス 求人インデックス 商品インデックス

パチンコ業界ニュース

BT機の実現可能なゲーム性が明らかに|日工組・日電協 アミューズメントジャパン2025年2月25日

日本遊技機工業組合と日本電動式遊技機工業協同組合は2月25日、「ボーナストリガー(BT)」についての記者発表会を開催。日工組の榎本善紀理事長や盧昇副理事長、日電協の小林友也理事長、大泉秀治副理事長らが出席した。

冒頭であいさつした小林理事長は「多種多様なパチスロ機が提供できるよう、数年前から行政に相談していた。その結果、昨年8月に解釈基準が改正され、BT機が実現可能になった。昨年11月には型式試験申請を開始し、適合を受けた機種もある。開店日は早くて6月頃、数機種同時開店を目指している」と具体的な導入予定日も含めた話があった。


続いて、大泉副理事長がBT機の開発意図とポジショニングについて、「AT機はMYが3000枚以上、ノーマル機が約1500枚となっており、この中間にあたるMY約2000枚の区分のエリアを作ろうというのが意図としてある。BT機はプレイヤーにバランスの取れた満足度の高い遊技体験を提供することが可能になる。疑似ボーナスではなく、リアルボーナスが連続するという新たなゲーム性を提供することで、AT機とノーマル機それぞれの魅力を兼ね揃えた、新しい選択肢として幅広いニーズに応えることができるものと考えている」と説明した。

実現可能なゲーム性5タイプ

昨年8月に行われたBT機の発表会では、具体的なゲーム性については触れられなかったが、今回は日電協の技術副WG長を務める高遠知弘氏から実現可能である5つのゲーム性について説明があった。
※同日配布の資料から抜粋
※下記ゲーム性の中のボーナスの種類、獲得枚数などはあくまでも一例

①ループタイプ

ボーナスが連チャンするループタイプボーナスを実現。3枚遊技を通常状態として、BB(赤7)、RB(バー揃い)当選時はボーナスに応じた払い出しを獲得して通常状態に戻るが、BT(青7)当選時はBT突入となり、高確の1枚遊技に移行。1枚遊技に移行すると、高確率でBB・RB・BTのいずれかに当選する。
1枚遊技に移行すると、通常ボーナス(BB・RB)とBTボーナス(青7)が1:1で当選。再びBTボーナスを引くことができれば継続となるタイプ。

②ノーマル+プレミアループタイプ

基本はノーマルタイプだが、低確率で抽選しているBTボーナス当選で、ボーナスの高継続率ループを実現。3枚遊技を通常状態として、BB(赤7)、RB(バー揃い)当選でボーナスに応じた払い出しを獲得して通常状態に戻るが、プレミアフラグとなっているBTボーナス(白7)に当選した場合、高確の1枚遊技に移行する。
1枚遊技に移行すると、85%という高確率でBTボーナスが抽選される。85%でBTボーナス当選、残り15%のBB・RB当選で3枚遊技の通常時に戻るという仕様に。

③引き戻しループタイプ

ボーナス当選で必ずBTに突入し、ボーナスの引き戻しループを実現。3枚遊技を通常状態として、BB(赤7)、RB(バー揃い)当選で必ず高確の1枚遊技に移行する。
1枚遊技に移行すると、高確率でBB・RB・小当たり(上記の場合はリプレイ・リプレイ・ベル)のいずれかに当選。BB・RBを引き続けることができればBTがループ、小当たり当選で3枚遊技の通常時に戻るというゲーム性だ。

④ボーナス2回セットタイプ

2種類のボーナスをつなげることで、ノーマルタイプを超える獲得枚数を実現。3枚遊技を通常状態として、BB(赤7)に当選するとBTに突入する(RB当選時は通常時に戻る)。
BB当選時は、1セット目(180枚払い出し)終了後に高確の1枚遊技の移行し、すぐに2セット目のボーナス(上記はリプレイ・ベル・リプレイ)に当選。130~170枚を払い出す2セット目終了後は、3枚遊技の通常時に戻る。BB当選で約310~350枚獲得となるため、従来のノーマルタイプの獲得枚数を超えたボーナスとなる。

⑤ボーナス獲得枚数上乗せタイプ

複数のボーナスをつなげることで獲得枚数を上乗せするボーナス。初回ボーナスでBB(赤7)に当選すると高確の1枚遊技に移行する。1枚遊技中は50%で抽選している上乗せボーナス当選(上記はリプレイ・ベル・リプレイ)で110枚を払い出す。上乗せボーナスが続く限りループし、残り50%の終了ボーナス当選で110枚の払い出しを獲得して終了となる。

以上が今後実現可能となるBT機のゲーム性だ。今回の発表会で説明されたゲーム性はあくまでも一例なので、もちろん、メーカーごとにこれ以外のゲーム性で登場するBT機もあるはずだ。

早くて6月導入とされているBT機。ファンの減少が続く業界において救世主となるのか、今後メーカーのBT機ゲーム性を期待して待ちたい。

文=アミューズメントジャパン編集部

各記事のタイトル・本文・写真などすべてのコンテンツの著作権は、株式会社ピーワールド、またはそれぞれの配信社に帰属します。掲載されている情報を許可なく、複製・転載・引用などを行うことは法律によって禁止されています。

PR

パチンコ業界の社会貢献

P-WORLD P-WORLDに掲載の記事・情報・写真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。